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持病があっても保険に入れる|保険の種類とメリット・デメリット

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高血圧や糖尿病、うつ病などの持病を持っていると、保険に入りたくても加入が難しくなる場合があります。

そんな人でも加入できる保険があるのをご存知ですか?

この記事では、持病がある人でも入れる保険について、おすすめ商品やメリット・デメリット、さらに保険の選び方について紹介します。

持病を持つ方でも入れる「引受基準緩和型」「限定告知型保険」「無選択型」の保険とは

保険会社各社では、持病を持つ人の「治療に対する保障を受けたい」というニーズに応える形で、持病を持つ人が加入できる保険を用意しています。

主に「引受基準緩和型」「限定告知型保険」「無選択型」の3つがあります。それぞれの特徴を以下にご紹介します。

保険1:引受基準緩和型

引受基準緩和型保険は、告知項目を限定することで引受条件(保険会社側の加入条件)を緩和した医療保険です。

このタイプの保険商品は、被保険者の健康に対する質問が通常の医療保険より簡単な条件に変更されています。

例えば、

Q1:現在、ガン・悪性新生物(肉腫・白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫を含みます。)および上皮内新生物(上皮内ガン)、慢性肝炎、肝硬変で、医師の診察・検査・治療・投薬を受けていますか?

Q2:最近3ヶ月以内に、医師の診察または検査により入院または手術をすすめられたことがありますか?

引用:「アクサ生命

などの質問が保険加入時に保険会社より問われ、すべて「いいえ」であれば、保険に申し込むことが可能です。

保険2:限定告知型保険

限定告知型保険は、加入にあたって保険会社に申告する健康状態の項目が少ない保険です。

多くの保険会社では、以下の質問の答えが『いいえ』であれば、加入できます。

  • 3ヶ月以内に入院・手術の予定がある
  • 過去5年以内にがんで入院・手術・検査・投薬を受けたことがある
  • 過去2年以内に病気・ケガで入院・手術したことがある

なお、同じタイプの保険として、告知がいらない「無告知型」の保険も存在しています。

保険3:無選択型

通常の保険会社は保険加入希望者の年齢や職業、そして病歴などを考慮して加入の承認を出しています。

しかし、無選択型の保険は、この加入者の選択がありません。

つまり、過去の疾病の申告が必要ないということです。

ただ、このタイプの保険は、保険契約をする前から、特定の持病に関する保障をしないことがありますので加入にあたって注意してください。

持病の人が入れる保険のメリット・デメリット

前項で持病を持つ方でも入れる保険についてご紹介しましたが、そのような保険にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

ここでは、持病の人が入れる保険のメリットとデメリットについて紹介します。

メリット

 

メリット1:健康体でなくても加入が容易

仮に持病や過去に病歴がある方でも比較的簡単な告知や審査で加入できます。

また、医療保障だけでなく、死亡保障も入できる商品があるため、万が一のことが起きた場合でも残された家族の負担を軽減できます。

終身タイプで加入すれば保険料がずっと同じで、一生涯の保障が受けられます。

メリット2:持病の再発や治療をカバーしてくれる保険商品もある

持病がある人向けの保険では、通常のケガや病気だけでなく、加入前からかかっていた持病が悪化して入院・手術が発生した場合も保障してくれる商品があります。

持病は一般的に悪化したり再発したりするリスクが高いため、持病を保障対象とする保険に入ることが重要です。

さらに、一般の保険と同じく、先進医療の技術料を保障してくれる商品もあるため、治療方法の選択肢が広がります。

デメリット

 

デメリット1:保険料が通常の医療保険より高くなりやすい

被保険者は通院や入院など、治療を受ける可能性が高くなり、保険会社はその分、保険料の支払い等でコストがかかりやすくなります。

そのため、上記の「引受基準緩和型」「限定告知型保険」「無選択型」のすべての保険は通常の医療保険に比べて保険料が高くなる傾向があります。

この中で、引受基準緩和型であれば、健康告知がない無選択型保険よりも保険料を安く抑えることは可能ですが、それでも一般の保険に比べると保険料は割高です。

デメリット2:保障の範囲が限定されることがある

上記の保険料の理由と同様に、持病がある人向けの保険は保険会社が支払いコストを抑えるために、保障を行わない期間が定められていたり、給付金が減額されることがあります。

たとえば、引受基準緩和型の保険の多くは、半年~1年間の支払削減期間が設けられています。(支払削減期間とは、当該期間内に入院や手術の保険金支払い事由が発生した場合、受け取ることができる保険金が通常の半分となってしまう期間です。)

さらに、無選択型の保険であれば、告知が不要で誰でも加入できる一方、90日間の免責期間(保険会社から給付金が支払われない期間)が設けられている保険商品や、2年間は既往関係(いままでかかった病気に関わる)の病気が保障されない保険商品が多いので気を付けてください。

持病がある人の保険の選び方

持病があっても入れる保険に加入するとき、どのような基準で保険を選び、加入すれば良いのでしょうか?

ここでは、おすすめの保険の選び方について紹介します。

選び方1:まずは通常の医療保険などに加入できるか試す

まず最初に、いきなり持病のある人向けの保険に加入しようとするのは避けましょう。

なぜなら、デメリットで説明したように、持病がある人向けの保険は一般的な医療保険や生命保険に比べて保険料が1,5倍~2倍ほど割高で、保障も限定されることが多いからです。

そのため、まずはダメ元で普通の医療保険や生命保険に加入してみましょう。

選び方2:持病がある人向けの保険加入を検討する

一般の保険で加入することが難しければ

  • 引受基準緩和型
  • 限定告知型保険
  • 無選択型

の順番で加入を検討してみましょう。

一般的な保険より簡単な告知で入れる引受基準緩和型保険のほうが保険料が高く、さらに限定告知型保険、無選択型保険と保険料が高くなっていきます。また、同様の順番で保障が限定されていきます。

それぞれの見積りを出してもらい、保険料や保障内容を比較しながら検討するのも賢い方法です。

告知や審査が緩い保険を選ぶ

保険商品によって、加入条件が厳しいものからゆるいものまで様ざまですが、自分で比較して見つけるのは難しいかもしれません。

その場合はファイナンシャルプランナーや保険の窓口などで希望を伝えれば、中でも加入条件がゆるく自分の希望に沿った保険商品が見つかるはずですから、持病保険も含めてその中から選択するのが良いでしょう。

共済への加入を検討する

もし、持病があるために民間の保険に加入できない方は、共済が運用する生命共済、医療共済も検討してみましょう。

共済を介して、民間の医療保険、生命保険に近い保障を受けることができる上に、健康面、職業面に関する審査が民間と比べて厳しくないからです。

また、非営利目的で運営が行われているため、掛金が安いといわれていますが、その分、民間の保険と比べると保障内容が充実してない傾向が強い保険が多くみられます。

そのため、まずは民間の保険と比べてみた上で、共済への加入を決めましょう。

以下、こくみん共済、県民共済、全労済、コープ共済の掛け金、保障内容を比較した表になります。

国民共済 県民共済 全労済 コープ共済
掛金 1,800円 2,000円 1,800円 2,100円
死亡保障最高額 1,200万円 1,000万円 1,200万円 110万円
入院保障日額 5,000円 4,500円 1,500円 5,000円
通院日額 1,000円 1,500円 1,000円 1,500円

各共済の特徴について詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】共済について詳しく知る

共済は民間の生命保険とは異なり、同じ共同体に属している人による相互扶助によって成り立っています。

利益を目的とはしておらず、加入条件も民間に比べて厳しくないことが一般的です。

以下の記事では、各共済の概要について紹介しています。加入を検討している人は併せて参考にしてください。

▶︎「全労済の保険サービス国民共済|加入を迷っている人向けガイドブック

▶︎「コープ共済(CO・OP共済)とは|各プランの保障内容と加入のポイント

▶「県民共済の保障内容|メリット・デメリットと加入前に知るべき注意点

▶「全労済と民間保険の保障内容比較│特徴や種類、メリット・デメリット

持病がある人向けの保険に加入する際の注意点

持病がある人向けに加入する場合には、『保険料が割高』『保障の範囲が限定されている』というデメリットがあるため、以下の点について注意をするようにしてください。

注意1:保険料が割高でも保障を優先するかどうか

保険は、大金を支払い多くの保障をつければいいというわけではありません。現在の自分のライフスタイルや、将来何にお金がかかるのかを総合的に考えた上で、あくまでも生活に無理がない範囲で加入をするのがベストです。

持病がある場合に、受けることができる保障内容は限られてくる上に、保険料が割高になる傾向にありますが、保険料に対して受けられる保障内容を比較した上で、保険への加入を検討しましょう。

注意2:保障に制限がある事をしっかり理解しておく

引受基準緩和型の場合、1年以内に入院や手術をした場合に、保障が半分になりますから、加入後にもしも病気になっても十分な保障を受けることが出来ないこともあります。

また、無選択型保険の場合、加入して数年間は死亡保険金が抑制され、万が一死亡しても保険金が支払われないことがあります。こうした各保険商品の保障制限について、加入前にはしっかりと理解しておくようにしましょう。

 

持病を持つ人でも通常の保険に入る方法

持病を持つ方が保険も、通常の保険に入る確率を高める方法は存在します。

他にも方法はありますが、代表的なものとして以下の方法が挙げられます。

方法1:保険料を多めに支払う

持病がある方は、病気にかかる可能性も上がりますので、通常の保険料では申告ではじかれる可能性もあります。

保険料を多めに支払うなどして、その分加入者がリスクを負うことで加入基準が下がることもあります。

これは保険会社との交渉次第になったり、保障内容に条件がつくケースがあるので、どこまで保険料の引き上げが許容できるかをまず検討する必要があります。

方法2:特定部位を不担保にする

特定部位不担保とは、体の一部の疾病を保障の対象外にすることです。

例えば、もともと肝臓が悪いようでしたら、肝臓やそれに起因する部位を不担保にして保険に加入することもできます。

方法3:他社の保険を検討する

保険会社によって加入条件は異なるので、仮に保険会社Aの保険商品へは加入ができないとしても、保険会社Bの保険商品へは加入できる場合があります。

自分が入りたかった保険と似た内容の保険が他社から出されていないかをチェックしてみましょう。

方法4:健康状態の告知は具体体かつ正確に記載する

保険に加入するためには、健康状態について保険会社に告知する必要があります。健康状態の悪い(=コストのかかる)お客さんと契約したくありません。

そのため、加入者の健康状態を審査する上で、加入者が告知する情報が必要なのです。

これから健康状態を告知する方は、持病の症状や、治療に使用している薬など、できる限り持病に関する情報を記載するようにしましょう。

告知内容が少ないと審査する側も足りない情報を憶測で埋めていくことになり、本来の健康状態より悪く判断されるかもしれません。

また、血糖値や血圧など数値が改善している、医師からの診断結果が良かったなど、ポジティブな情報は、積極的に記載するようにしましょう。

健康状態を伝える上で医師の診断書があると好ましいです。

持病を隠して加入するのはやめましょう

持病があると保険の審査で不利なことは確かですが、持病を告知することは加入者の義務であるため、持病の存在を隠すのはやめましょう。

仮に持病の存在を隠すことで審査に通っても、後々、持病の存在が明らかになれば、告知義務違反として給付金、保険金は支給されないからです。

そのため、告知はきちんと行いましょう。

まとめ

このように持病がある人向けの保険は、加入の際の条件の違いや、保険料や保障の違いなど、一般的な保険に比べて種類が多く、加入の際には細かい比較が必要になります。

フィナンシャルプランナーなど保険のプロによるアドバイスをぜひ活用してみて下さい。

持病、保険に関するおすすめの記事

>>持病がある方でも入れる引受基準緩和型保険の概要と注意点

引受基準緩和型保険の概要とメリット、具体的な注意点について解説している記事です。

 

>>持病のある人が医療保険を考えるときに知っておくべきこと

持病があって医療保険に入れるか心配な人向けに、持病があると保険に入りにくい理由や、あっても加入できる保険について紹介しています。

 

>>持病があっても入れる生命保険に加入するメリットと知っておくべき注意点

持病がある人でも生命保険に入れる条件や、持病持ちでも加入できる生命保険のメリット・デメリット・注意点について解説した記事です。

 

>>生命保険の告知|告知義務違反にならないために注意すべきポイント

生命保険に加入する際に必要である告知の概要と、告知義務違反とならないための注意点について解説した記事です。

 

>>癌(がん)でも入れる保険|選ぶ際のリスクや注意点、相談事例まで

がんでも入れる保険について、その特徴と選ぶ際のリスクや注意点について解説しています。

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