女性向けの医療保険|通常の医療保険との違いと年代別選び方

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『女性向け医療保険』と聞いただけでは、「通常の医療保険と何が違うの?」、「女性ならみんな、この保険に入っておけばいいの?」と疑問がわくばかりで、どんなところが「女性向け」なのか、本当に女性にとって必要な保険なのか分かりづらいですね。

本コラムでは、『女性向け医療保険』とはどんな保険なのか、どのような疾病にどのような保障がつくのか、数ある女性向け医療保険を選ぶ上で、どのような判断基準をもとに選択すればよいのか、などを解説していきます。

【目次】
1. 女性向け医療保険とは
2. 女性向け医療保険と女性特約の違い
3. 女性向け医療保険で保障の対象となる疾病
4. 女性特有の疾病の場合、通常よりも多くお金が支給される
5. 年齢別、女性向け医療保険の選び方
まとめ

1. 女性向け医療保険とは

まず通常の医療保険との違いは何なのでしょう?大きな違いは2つです。

女性しか加入できない

⇒通常の医療保険は男性でも女性でも加入できます。

女性特有の疾病に対して、その他の疾病よりも手厚い保障が受けられる

⇒女性向け医療保に加入していないと、女性特有の疾病での入院や手術に対して保障されないということではありませんし、通常の医療保険では女性特有の疾病に対しての保障が受けられないということでもありません。各社の保険商品によってもその保障内容は違いますが、様々な疾病やケガによる入院や手術に対する保障をベースに、女性特有の疾病に対してさらに手厚い保障を上乗せしたものが女性向け医療保険です。

*注意)女性向け医療保険でしか保障されない疾病も一部あります。

 

では次に、女性向け医療保険のメリットは何なのでしょう?ほとんどの女性向け医療保険で見られるメリットは2つです。

女性特有の疾病での入院や手術に対して、通常の医療保険よりも手厚い保障が受けられる

⇒詳しくは「4.女性特有の疾病の場合、通常よりも多くお金が支給される?」を参照。

妊娠、出産に伴う入院や手術も保障対象となる場合がある

⇒詳しくは「3.の(1)妊娠」を参照。

 

その他、次のようなメリットを含んだ女性向け医療保険もあります。

・定期的にお金を受け取れる積立ボーナスや、一定期間健康で保険を使わなかった場合に受け取れる健康ボーナスなどがある。

・配偶者が死亡した場合、以降の保険料が免除される。

・三大疾病(ガン、心筋梗塞、脳卒中)になった場合、以降の保険料が免除される。

女性のための、女性なら誰もが直面する可能性のあるいざと言う時のために、安心な保障が得られるのが「女性向け医療保険」なのです。

2. 女性向け医療保険と女性特約の違い

女性特有の疾病に対して保障する保険は、女性向け医療保険と言われるものの他に、「女性特約」があります。2つの違いを簡単にまとめると次の表のようになります。

女性向け医療保険 女性特約
契約形態 主契約 オプション
女性特有の疾病に対する保障
その他の疾病やケガに対する保障 ×
保険料 高い 安い
備考 主契約が消滅した場合、女性特約も消滅してしまう。

 

女性向け医療保険は、それが単独の保険商品として売り出されているのに対し、主たる保険契約(主契約)にオプションで女性特有の疾病による入院や手術に対する保障を追加した契約が女性特約です。

主契約は生命保険であったり、がん保険であったり様々です。女性特有の疾病に対しての保障が上乗せされるという点では、女性向け医療保険も女性特約も違いはありません。

ただし、女性特約の場合には、女性特有の疾病に対する保障に特化しており、女性向け医療保険のように、女性特約があるからと言って、その他の様々は疾病やケガによる入院や手術に対しても保障されるというものではありません。

また、特約はあくまでも主契約ありきの契約ですので、主契約がなくなれば特約も消滅してしまいます。

例えば、夫の生命保険に妻の女性特約を付けていた場合に、夫の死亡により夫の生命保険が消滅したら、妻の女性特約も消滅してしまいます。

多くの場合、女性向け医療保険よりも女性特約の方が保険料も安く、女性特有の疾病に備えられるというメリットはありますが、女性特約の場合には、主契約の契約内容や契約期間などをしっかりと理解し、どの主契約のオプションとしてそれをつけるのかを判断する必要があります。

3. 女性向け医療保険で保障の対象となる疾病

女性向け医療保険は、その保険で保障される全ての疾病に対して、通常の医療保険に比べて手厚い保障が受けられるというものではありません。

あくまでも、手厚く保障されるのは「女性特有の疾病」にかかった場合に限ります。では、女性向け医療保険で保障される女性特有の疾病にはどのようなものがあるのでしょうか。もちろん、各社の保険商品によっても異なりますが、次のようなものが挙げられます。

 

(1) 妊娠

いわゆる正常妊娠、正常分娩の場合には、保障の対象外となることがほとんどですが、妊娠、出産においても保障の対象となる場合があります。例えば、以下のような場合には保障対象となります。

・重度のつわりや切迫流産、切迫早産により入院した場合

・流産や早産で入院・手術をした場合

・帝王切開で出産した場合

・吸引分娩で出産した場合

・産褥感染症により入院した場合 など

この他にも、妊娠・出産において、社会保険が適用されるような入院・手術があった場合には、保障の対象となることがあります。

ただし、ここで注意しておきたいのは、医療保険に加入するタイミングです。妊娠が分かってから医療保険に入ろうと思っても、妊娠週数や妊娠の状況などによっては医療保険に加入できない場合や、加入できたとしても条件付きの保障になることがあります。また、不妊治療中も加入できない場合や、条件付きの保障となることがあります。したがって、妊娠・出産を見据えて医療保険に加入しようと考える場合には、妊娠を希望した時点で加入するのがベストと言えます。

 

(2) 乳房

女性のがんの罹患数第一位は乳がんです。(2010年データ/独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターがんサービスより)20代でも発症は認められていて、30歳を過ぎるとその数は急増し、50歳前後がピークです。

つまり、乳がんは年齢にかかわらず、そのリスクを知っておくべき病気なのです。乳がんは必ずしも乳房を全摘出しなければいけないという訳ではありません。病状によって、部分的な切除ですむ場合や、放射線療法や化学療法、ホルモン療法などによる治療も可能です。

ただ、全摘出となった場合には、乳房再建を考える人もいるでしょう。2013年7月から、乳がん全摘出手術後の乳房再建に使用する人口乳房に健康保険が適用されるようになりました。これにより、患者負担が大幅に軽減させることになりました。

しかしながら、乳がん治療に加えて乳房再建の費用までとなると、患者の負担は少なくありません。ただし、女性向け医療保険によって、乳がんによって乳房を全摘出し、乳房再建を行った場合、乳房再建の費用まで保障される場合があります。もし、医療保険によって乳がんの治療から乳房再建の費用まで保障されるのであれば、患者の金銭的負担はかなり軽減されると言えます。

乳がんの他にも、乳腺症や乳腺線維腺腫なども、乳がんと同様に若いうちに発症する可能性のある女性特有の病気で、女性向け医療保険で保障される場合があります。

 

(3) 子宮

子宮筋腫や子宮内膜症も、子宮頸がんや子宮体がんのように、命にかかわる病気というイメージはないものの、女性向け医療保険で保障され得る、女性特有の病気です。

しかし、子宮筋腫や子宮内膜症の治療中であったり、既往歴があると、女性向け医療保険に加入できない場合があります。子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍ですが、それを切除しても再発の可能性があります。

また、悪性の腫瘍であることも稀にあります。子宮内膜症も治療をしてもまた再発の可能性がある病気です。

医療保険は、主に入院や手術をした場合に、その費用を保障する保険で、持病や既往歴がなく、健康な人を対象としています。なぜなら、将来的に入院や手術のリスクが高いと言うことは、保険会社にとっては保険金を支払わなければならない可能性が高くなる、つまりはリスクを負うことになるからです。

ただし、子宮筋腫や子宮内膜症の治療をしている、または既往歴があるからと言って、どの女性向け医療保険にも入れない訳ではありません。 特定部位不担保(※1)の条件付きで加入できるものもありますし、引受基準緩和型医療保険であれば、保険料が高くなる、給付金の金額が減額となるといったことはありますが、治療中や既往歴のある疾病に対しても保障を受けることができる場合もあります。

※1 「特定部位不担保」とは、その保険で定められた特定の部位に生じた疾病やその治療を目的とする入院や手術に対して保障対象としないという、保険加入の条件のことを言います。

 

(4) 卵巣・卵管

卵巣嚢腫、卵巣がん、卵管炎、卵管がん、卵管性不妊症など、卵巣・卵管の病気も様々あります。卵巣嚢腫や卵管炎などは、比較的若い年代でも発症する病気ですし、卵管がんは閉経後の世代に多い病気で、卵巣・卵管も年齢にかかわらず、病気を発症するリスクがあります。

また、いずれも女性向け医療保険の保障対象となる病気ですが、子宮と同様に、既往歴がある、または治療中などの場合には、医療保険への加入が難しい場合が多くあります。

例えば卵巣嚢腫の場合、腫瘍(卵巣嚢腫の場合は良性腫瘍)が大きくなると緊急手術が必要になったり、腫瘍の中には悪性の卵巣がんが含まれている場合もあります。また、卵管性不妊症の場合には、妊娠を希望する場合に卵管鏡下卵管形成術という手術による処置が行われることもあり、これも医療保険の保障対象となります。

したがって、卵巣・卵管の病気も保険会社としては保険金支払いのリスクが高くなるため、治療中であれば、完治後でないと加入できなかったり(保険会社によっては完治の何年後という場合もあります)、加入できたとしても、特定部位不担保の条件が付いたりする場合がほとんどです。引受基準緩和型医療保険であれば、例えば卵巣嚢腫の悪性化まで保障してくれる場合もありますが、やはり、保険料が高くなったり、給付金の金額が減額となる場合が多いです。

乳房や子宮の病気にも言えることですが、年代を問わず、誰でも病気を発症する可能性があり、一度発症してしまうと医療保険には加入しづらくなります。したがって、病気のリスクを理解し、女性向け医療保険への加入を検討するのであれば、早い方がよいと言えるのではないでしょうか。

 

(5) その他

その他、女性特有ではないものの、女性に多い疾病として、次のようなものも入院や手術に対して、女性向け医療保険によって保障される場合があります。

・バセドウ病

・鉄欠乏性貧血などの貧血

・下肢の静脈瘤

・胆石症

・胆のう炎

・腎結石

・尿管結石 など

4. 女性特有の疾病の場合、通常よりも多くお金が支給される

女性向け医療保険は女性特有の疾病に対しての保障が手厚い医療保険です。

保障が手厚いと言うのは、給付金の支給額の多さです。例えば、該当する女性特有の疾病の治療のために入院をした場合、通常の医療保険では入院1日につき5,000円が支給されるところを、女性向け医療保険に加入している場合には、入院1日につき、さらに5,000円が加算されて支給されるというように、通常の医療保険よりも多くのお金を受け取れるのです。

入院費用に対しての保障が手厚い保険が多いですが、中には手術費用に対しても、女性特有の疾病の場合には給付金が上乗せされるものもあります。

5. 年齢別、女性向け医療保険の選び方

女性向け医療保険と一括りに言っても、年齢を重ねればライフスタイルや病気のリスクも変化するでしょうか。それぞれの年代でどのように女性向け医療保険を選べばいいのでしょうか。

20代

まだまだ若いから、医療保険なんて入らなくて大丈夫と思う人は多いはず。

しかし前述の通り、女性特有の疾病は若い世代でも十分にかかるリスクがあります。

病気にかかってからでは保険に加入しにくくなったり、加入に条件が付いてしまったりすることがあります。また、将来子供が欲しいと考えるのであれば、妊娠前に加入しておくのがベストです。また、20代はまだまだ貯蓄も少ない世代。だからこそ、いざという時のために備えておくといいでしょう。

とりあえず、最短の 定期保険(※2)に加入するのもいいでしょうし、終身保険(※2) に加入しておいて、その後、ライフスタイル等に合わせて保険内容を随時見直していくのもいいでしょう。いずれも20代であれば比較的安い保険料ですみますので、大きな負担にはならないでしょう。

※2 定期保険と終身保険

 医療保険には大きく分けて定期保険と終身保険の2種類があります。10年間や20年間など、一定期間の保障されるのが定期保険、一生涯を通じて保障されるのが終身保険です。定期保険の場合には若いうちは保険料が安くすみますが、年齢とともに、保険料はアップしていきます。保険加入時の保険料をなるべく抑えたい場合や、保険の見直しをこまめに行うという場合にはこの保険がよいかもしれません。

一方、終身保険は保険料が上がることはないですが、保障が一生涯続く分、支払いも一生涯続きます。ただし、短期払い済みの終身保険もあります。短期払い済みというのは、保障は一生涯続くけれど、60歳や65歳など、決められた年齢までに一生涯分の保険料を支払いきるというものです。この場合には、保険料は高くなりますが、定年後や老後の保険料負担を回避できるというメリットはあります。一定の金額で一生涯の保障が欲しいという場合には、終身保険のいずれかのタイプよいかもしれません。

30代

まだ、それほど健康面への不安も大きくない世代でしょう。しかし、乳がんなどは30代からぐっとその罹患率が上がり、女性特有の疾病を患う可能性は十分にある年齢です。20代で加入していなかった人は基本的には20代と同じような考え方をベースに負担を少なく、安くすむ女性向け医療保険でもしょうから、積極的に加入を検討した方がよいでしょう。すでに加入している場合には、保障金額をアップさせるなど、保障内容を手厚くすることを検討するものよいかもしれません。また、20代で定期保険に加入していた場合には、終身保険に乗り換えるというのもよいかもしれません。

40代

40代になってくると、すでに女性向け医療保険に加入している人も多いでしょう。

ただ、年齢を重ねれば、健康への不安も増してくるでしょう。また、出産・子育てを終えていたり、仕事の仕方や収入、ライフスタイルも変化しているかもしれません。また、時がたてば保険商品やその内容も加入時と比較して変化しているかもしれません。

したがって、すでに女性向け医療保険に加入しているからよしという訳ではなく、保険の種類そのものや、保障内容について、再検討してみるのがよいでしょう。女性特有の疾病はもちろん、その他の疾病に対する不安も出てきたということであれば、女性特有の疾病に対する保障以外の部分もきちんと見直し、がんやその他先進医療に対する保障内容を手厚くなるよう、掛け方を変えるのもよいかもしれません。

また、それまで定期保険に加入していた場合には、30代と同様に、終身保険への乗り換えも選択肢の一つです。

50代~

50代以降は健康への不安は増し、すでに様々な病気の既往歴もあるかもしれません。もし、この年齢でまだ女性向け医療保険に加入していない場合、年齢や既往歴によって加入をあきらめている人たちもいるかもしれません。

しかし、50代以降であっても加入できる女性向け医療保険はありますし、既往歴があっても、条件付きとなることが多々ありますが、加入できる保険がないという訳ではありません。また、すでに加入している場合には、40代と同様に掛け方の検討をするのもよいでしょう。

ただ、新たに加入するにしても掛け方を見直すにしても、独身者など、仕事をしている人であれば自分の定年がくる前に、また、主婦であれば夫の定年前に検討することが重要です。

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まとめ

まだ若いし、今は元気だし、健康には気を使っているし、医療保険なんて要らないわと思っていても、病気はいつ襲ってくるか分かりません。

しかも、女性特有の疾病は年齢を問わずかかる可能性のあるものが多いです。妊娠や出産に至っては、若いからとか、健康だからとか関係なく、どんな状況になるかなんて誰にも分かりません。

そんな、女性だからこそのリスクがあります。そのリスクに目を向けると不安は募るばかり。でも、そんな女性の不安に寄り添い、手厚い保障でいざと言うときに安心をくれるのが「女性向け医療保険」です。

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