お宝保険とは|保険の見直しを行う際に注意すべきポイント

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お宝保険(おたからほけん)とは、過去に販売されていた保険商品の中で利率が高く、貯蓄性にも優れている保険商品で、一般的には転換してしまうと損をしてしまうと言われている保険商品です。
 
保険の見直しをしている方の中には、このお宝保険という言葉が気になって調べている方も多いでしょう。そこで、今回はお宝保険の特徴と、お宝保険を持ち続けるメリットと注意点を解説していきます。
 

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【目次】
お宝保険の特徴
お宝保険は何がお得なのか?
保険を見直すポイント
お宝保険を見直すように仕向ける保険営業マンに注意
 

お宝保険の特徴

冒頭でもご説明したように、お宝保険とは過去に販売されていた保険商品の中で、特に利率が良く貯蓄性に優れている保険を言います。保険商品は、新しい商品が登場するたびに見直されますし、給付を受ける方も年数が経つにつれ増えてきますので、加入者は年々減っていき希少価値もあります(希少価値があるからと言って価値が上がるわけではありませんが)。
 
では、まずどのような保険商品がお宝保険と言われているのでしょうか。お宝保険の特徴からご説明していきます。
 

おおよそ2000年以前に加入した保険商品

“過去に加入した保険”と、度々お伝えしていますが、具体的に言うと2000年以前に加入した保険になります。それぞれの保険商品によって多少の違いはあると思うので一概には言えないのですが、以下のグラフをご覧ください。
 
平均予定利率の推移
 
これは保険商品の予定利率の推移を表しています。予定利率については下記でもう少し詳しくご説明するとして、単純にパーセンテージが高いほうが「お得な保険」と言われています。
 
2013年以降は1.0%になってしまった予定利率ですが、2000年以前。特に、1985年ごろから1990年過ぎまでのいわゆるバブル期と呼ばれた時代は、予定利率が5.0%を超えることがほとんどでした。「予定利率が高いと何が良いのか?」は後ほどご説明しますが、2000年以前の保険に加入している方はお宝保険の可能性があります。
 

貯蓄性のある保険商品

お宝保険がお宝保険と呼ばれる所以は、その貯蓄性の高さにあります。簡単に言うと、低い保険料で高い返戻金や保険金・満額給付金などを受け取ることができるのです。つまり、保険商品自体に貯蓄性が無ければ、いくら昔に加入した保険であってもお宝保険とは言えないのです。
 
保険商品には大きく分けると、「積み立て型」と「掛け捨て型」があります。積み立て型の保険には貯蓄性があります。もう少し砕いてご説明すると、「終身保険」「養老保険」「学資保険」「個人年金保険」などは、貯蓄性のある保険として知られています。
 
参考:「生命保険を徹底比較!掛け捨てと積み立ての正しい選び方
 

予定利率が高い保険商品

それでは、上記でお伝えした予定利率ですが、お宝保険がお宝と呼ばれる理由は、この予定利率が高い事が大前提として挙げられます。
 
予定利率を簡単に説明すると、各保険会社は契約者からの保険料を一旦預かって、そのお金で投資や資産運用で利益を作ります。この予定利率が高いと言うことは、それだけ「お金を増やせる見込みが高いですよ。」と言うことです。
 
お金を増やせるということは、それだけ保険料を安くしたり、保険金を高く支払って加入者にも還元できます。他の保険会社はきちんと還元してくれるのに、自社がケチって保険料を下げなければなかなか加入者は集まりませんからね。
 
そして、この予定利率はある程度日本の景気と比例しています。上記の図を見ても確かに日本の景気と比例していますね。景気が良ければ投資でお金も増やしやすく、結果的に予定利率が上がります。
 
参考:「予定利率の仕組みと生命保険選びのポイント
 

お宝保険は何がお得なのか?

いかがでしょうか。お宝保険の特徴がおおよそ分かりましたでしょうか。まとめると
 
・2000年以前に加入の保険で
・貯蓄性があって
・予定利率が高い
 
保険をお宝保険と言います。それでは、「お宝保険だと何がどう良いのか?」と言うことを具体例も挙げながらご説明していきます。
 

保険料が安いく受け取る額が高い

上記の予定利率でもご説明しましたが、予定利率の高いお宝保険は保険料が低く、一方で受け取る保険金や満額給付金、解約返戻金が高い傾向にあります。では、少し大まかな例にはなりますが、予定利率5.5%と1.5%の保険料・解約返戻金・総支払保険料などを比較してみましょう。
 

予定利率 5.5% 1.5%
月額保険料 8,500 17,500
年齢 加入年数 解約返戻金 解約返戻率 解約返戻金 解約返戻率
35歳 5年 210,000円 41.1% 770,000円 73.3%
40歳 10年 690,000円 67.6% 1,800,000円 85.7%
45歳 15年 1,190,000円 77.7% 2,800,000円 88.8%
50歳 20年 1,790,000円 87.7% 3,875,000円 92.2%
55歳 25年 2,541,000円 99.6% 5,000,000円 95.2%
60歳 30年 3,459,000円 113.0% 6,210,000円 101.4%
65歳 35年 4,571,000円 128.0% 7,527,000円 102.4%
70歳 40年 5,402,000円 151.3% 7,990,000円 108.7%
75歳 45年 6,250,000円 175.0% 8,400,000円 114.2%
80歳 50年 7,100,000円 198.8% 8,795,000円 119.6%
85歳 55年 7,851,000円 219.9% 9,134,000円 124.2%

 
上の表は、死亡保障1,000万円の終身保険の解約返戻金・返戻率の表ということにします。30歳の時に加入し、65歳まで保険料払い込み期間がある保険です。青色が予定利率5.5%のお宝保険。赤色が1.5%の最近では水準通り(ちょっと良い)の予定利率の保険です。
 

1:月々の保険料の違い

まず、赤の行をご覧ください。月額の保険料ですが、予定利率が高いほうが同じ1,000万円保障の保険でも倍近く違ってきます。「少し大げさでは?」と思うかもしれませんが、実際にお宝保険では今では比べられないほど保険料が安いのです。
 

2:払い込む保険料の違い

月々の保険料が違うということは、当然総額の保険料も変わります。上のをご覧ください。年数が経つにつれその差は大きくなりますが、実は加入してしばらくの間は、予定利率が高い方が解約返戻率が悪いのです。
 
とはいっても、予定利率1.5%の方でも加入して数年で解約しても解約返戻率は、払い込み保険料を大きく下回るので、よっぽどの事が無い限り解約はしないようにしましょう。
 

3:払い込み終了時の差

この解約返戻率は、年数が経つにつれ予定利率が高い保険商品が優れてきます。の行をご覧ください。予定利率5.5%が解約返戻率128%なのに対して、予定利率1.5%では、解約返戻率102%しかありません。
 
解約返戻金は赤色の予定利率1.5%の方が高いのですが、これは月額保険料が高くて総払込保険料が圧倒的に予定利率1.5%が高いからです。では、実際に払い込んだ保険料と解約返戻金の差額を計算してみましょう。
 
予定利率5.5%
解約返戻金:457万円 - 総払込保険料:357万円 = 100万円
 
予定利率1.5%
解約返戻金:752万円 - 総払込保険料:735万円 = 17万円

 
いかがでしょうか。簡単に言うと、予定利率の高いお宝保険では100万円を得していますが、最近の予定利率の保険では17万円しか得をしないことになります。この差は歴然です。
 

4:年数が経つほど差が出る

更に加入年数が経てば経つほど、この解約返戻率の差が大きくなっていきます。行をご覧ください。予定利率5.5%のお宝保険では、50年も加入していると解約返戻金が倍になってきます。解約しなくても終身保険なので、死亡保障として払込保険料の3倍近くの保険金が支給されます。
 
一方で、予定利率1.5%の保険は、解約返戻金も1.25倍。支給される死亡保障も1.3倍程度です。
 

お宝保険は年数が経つにつれその差が出てくる

いかがでしょうか。お宝保険がお宝保険と言われる所以が分かってきたのではないでしょうか?お宝保険が販売されていた2000年以前に加入したとすると、現在20~30年ほどが経過しているでしょう。
 
しかし、上の表を見てみると、加入25年目くらいまでは二つの差に気付かないかもしれません。特に、20年目までは予定利率が低い方が解約返戻率も高くなっています。
 
残念ながら、それまでの期間に各保険の営業マンに良いように言われて、保険を切り替えてしまった方も多いのです。
 
しかし、上の表を見てみると分かるようにお宝保険は年数が経つにつれてその力を発揮してきます。もしも、上記のお宝保険に当てはまるような方は、今後価値が出てくる可能性が十分に考えられます。決して手放さずに信頼置ける保険のプロに相談してみて下さい。
 

保険を見直すポイント

それでは残念ながら、お宝保険に該当しなかったような方も多いでしょう。しかし、簡単に「ああ~お宝保険じゃないのか。じゃあ、新しい保険に切り替えよう。」とはならないでください。保険の見直しはお宝保険ならなおさらですが、そうでなくても慎重に行うべきです。
 
保険の切り替え(転換)には、それなりのリスクもありますので、それを踏まえた上で見直しを行ないましょう。見直すポイントとしては
 
・保証金額
・保険料
・払込期間
・解約返戻金

 
がありますが、現在加入の保険と新しく検討している保険を比較してしっかりと見直してみましょう。詳しくは「保険の見直し:ポイントを押さえて面倒さを克服しよう!」をご覧いただくことをおすすめします。
 

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お宝保険を見直すように仕向ける保険営業マンに注意

話は戻りまして、お宝保険だと考えられる保険に加入している方は、保険の見直しを迫ってくる保険会社の営業マンに気を付けましょう。
 
予定利率の高いお宝保険は、保険会社にとって利益の出しにくい保険商品になりますので、保険会社からしてみれば、なんとしても予定利率が低い最近の保険商品に切り替えて欲しいという思惑があります。
 
今では減ってきましたが、過去には各保険会社が新しい保険商品を発売して、過去のお宝保険から転換するように大々的に営業をかけていた時期がありました。そのこともあり、保険の営業マンや生保レディに良い印象を持っていない方もいるのではないでしょうか。
 

「保険料が安くなる」にも注意が必要

保険の見直し時に「月々の保険料が安くなるから」と、保険の転換を勧められることも多いでしょう。これは、あなたがお宝保険を持っていたとしても言われる可能性があります。「保険料が安くなる」と、言われていてもよくよく見ると解約返戻金が新しい保険の保険料に充てられて、結果的に保険料が安くなっているようなケースが多いのです。
 
生命保険の転換

確かに目先の保険料は、安くなりますが、これは一時的なものです。旧保険の解約返戻金・責任準備金がなくなってくると、今まで以上の保険料が発生してくることが往々にしてあるのです。
 

様々な人の意見を聞くこと

もしもお宝保険を他の保険に転換してしまうと、その保険はすでに販売されていませんので、再度加入することはできません。上記で説明したように、お宝保険のほとんどが非常にお得な契約になっていますので、通常であれば転換はしません。
 
それでも、新しい保険に切り替えたかったり、保険の担当者に変更を勧められているのでしたら、その人の意見だけを鵜呑みにするのではなく、第三者の意見も聞いてみましょう。
 
特に、FP(ファイナンシャルプランナー)は、特定の保険会社の商品を販売するような形ではないので、幅広い意見が聞けておすすめです。
 
「この保険はお宝保険かな~、そのままが良いのかな~?」
「新しい保険を勧められたけど、本当にいいのだろうか?」

 
そのようなお悩みをお持ちの方は、一度FPに相談してみましょう。
 

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