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医療保険の入院日数|60日が目安である根拠と知っておくべき注意点

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医療保険の入院日数とは、1度の入院で入院給付金が支払われる限度の日数のことです

入院限度日数と呼ぶこともあります。

医療保険に加入していて、病気やケガなどにより入院した場合、契約時に決められた金額が入院給付金が支払われます。

入院給付金は1日ごとに支給され、仮に1日した際の入院給付金が5,000円、入院日数が20日だった場合には、5,000円×20日=10万円で、合計10万円を入院給付金として受け取れます。

もし入院が長期間になった場合、高額の入院給付金を保険会社は支払わなければなりません。

そのため、限度として医療保険には入院日数が設けられているのです。

医療保険を契約する際には、入院日数を選べますが、それにつれて毎月の保険料が上がってしまいます。

では、契約時に、入院日数は何日を選べば良いのでしょうか。

結論としては、入院日数は60日を目安に選ぶべきでしょう

この記事では、医療保険の入院日数を60日を目安に選ぶべき根拠と、入院日数の注意点について紹介します。

医療保険の入院日数は60日が目安である理由

医療保険の入院日数は60日が目安である理由

前述の通り、医療保険の入院日数は60を目安にすべきです。

ここでは、その理由について解説します。

入院日数の平均

以下のグラフは、2016年(平成28年)に生命保険文化センターが行った、入院日数の調査結果です。

  1週間以下 8日~

1カ月

1カ月~

2カ月

2カ月以上 平均
全体 42.9% 44.6% 6.6% 5.9% 19.1日
20代 48.2% 51.7% 0% 0% 11.6日
30代 48.6% 42.9% 2.9% 5.7% 15.5日
40代 49.5% 43.8% 3.8% 2.9% 15日
50代 45.8% 39.6% 7.8% 7.0% 19.7日
60代 35.8% 47.8% 8.8% 7.6% 22.6%

参考:公益財団法人 生命保険文化センター

全体で、2カ月以内に退院している人の割合が、94.1%であることが分かります。平均の入院日数は19日です。

つまり、医療保険の入院日数は60日であれば十分であるということが分かります。

病気別の入院日数

今度は病気別の平均入院日数を見てましょう。

病気の種類 全体 0歳~14歳 15歳~34歳 35歳~64歳 65歳以上
感染症など 20.9日 4.6日 7.1日 18.3日 31.5日
がん 18.7日 19.8日 14.0日 14.0日 21.1日
骨折 37.9日 5.3日 14.4日 21.9日 47.7日
糖尿病 35.5日 13.0日 14.1日 20.0日 47.4日
心疾患 20.3日 30.5日 10.2日 9.0日 23.7日
高血圧疾患 60.5日 8.9日 11.0日 13.8日 68.4日
脳血管疾患 89.5日 20.7日 44.6日 46.9日 100.7日
肝硬変 25.8日 9.3日 10.7日 17.1日 33.2日
慢性腎不全 62.9日 46.8日 15.9日 35.0日 72.0日
肺炎 29.7日 6.1日 9.2日 16.2日 36.0日
アルツハイマー 266.3日 217.8日 267.4日
精神病 291.9日 36.2日 60.1日 204.4日 523.0日

参考:平成26年(2014)患者調査の概況|厚生労働省

アルツハイマーや精神病は200日を超える長期の入院日数となっていますが、その他の病気に関しては、60日以内に退院していることが分かります

なお、年齢が高まるにつれて入院日数は増加しています。

医療保険見直しの際は、自身の年齢を加味しながら入院日数を決めるとよいかもしれません。

 

知っておくべき入院日数の注意点

知っておくべき入院日数の注意点

医療保険の入院日数を考慮する際、『1入院あたり60日』などといった文章をみることもあるでしょう。

その言葉通りに「1回入院したら60日間は入院給付金がもらえるのか。」と理解していると、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。

注意しておかないと、入院したにもかかわらず入院給付金が支払われないという事態にもなりかねないのです。

ここでは、知っておくべき医療保険の入院日数の基礎知識を紹介します。

注意点1:1入院とは?

前述の通り、保険のパンフレットなどには、入院日数について「1入院あたり90日」などと記載されています。

では、1入院とはいったい何なのでしょうか。

1入院とは、『入院してから退院するまでの期間』を表します

ただし、180日以内に同じ病気、もしくは関連性のある病気で再度入院した場合、同一の入院として1入院にカウントします。

例えば、肺がんで30日間入院し、退院50日後に胃がんで30日間入院したとしましょう。この場合、肺がんと胃がんは関連性がありますので、肺がんと胃がんの入院を合計して1入院とします。

では、肺がんで30日間入院し、退院後50日後に骨折で30日間入院した場合はどうでしょうか。

肺がんと骨折には関連性はありませんので、この場合は、それぞれを別々に1入院としてカウントします。

 

注意点2:入院日数の数え方

入院日数は、入院した日を1日目と数え、退院した日を最終日に数えます

例えば、5月3日に入院し、5月19日に退院した場合の入院日数は、17日です。

なお、入院日や退院日は、その日に1秒でも入院していた場合には入院日数に加算されます。

極端な例を出すと、5月3日の午後11時59分に入院した場合でも、5月3日を入院日として入院日数に加算します。

注意点3:免責日数が設定されている医療保険もある

免責日数とは、その日数以内の入院に関しては入院給付金を支払わないと規定している日数のことです。

仮に免責日数5日だとすると、5日以内の入院日数分に関しては、入院給付金は支払われません。

また、7日入院したとしても、免責日数を除いた2日間しか入院給付金は支払われません。

さらに、保険によっては、『5日以上の入院について1日目から給付する』と規定しているものもあります。

この場合、4日間入院した場合は入院給付金は支払われませんが、5日入院した場合は5日間分入院給付金が支払われます。

注意点4:通算限度日数も存在する

入院日数には、1入院あたりの限度日数の他に、通算の限度日数も存在します。

通算の限度日数とは、一生涯の入院日数に上限を設けたものです。

人は生涯に何度も入院する可能性があり、その合計数に条件を設定したものが通算の限度日数なのです。

なお、現在販売されている保険の通算の限度日数は1,000日としているのが一般的です。

 

入院給付金額の目安

入院給付金額の目安

医療保険を契約する際には、入院日数の他に、1日あたりの入院給付金も選択できます。

当然、入院給付金を高く設定していれば保険料も高くなりますので、適切な入院給付金を把握しておくことは重要だといえるでしょう。

では、入院給付金はどれくらいが目安なのでしょうか。

以下の図をご覧ください。

 年齢 入院1日あたりの

平均自己負担額

全体 1万9,835円
20代 1万9,965円
30代 2万2,514円
40代 2万5,735円
50代 2万1,308円
60代 1万5,702円

参考:公益財団法人 生命保険文化センター

 

生命保険文化センターが行った、入院1日あたりの自己負担額の金額です。

ほとんどの年代の平均が1万5,000円~2万円5,000円前後を出費していることが分かります。

自己負担の内容としては以下のものが挙げられます。

  • 医療費
  • 手術費
  • 食事代
  • 交通費
  • 日用品

 

医療保険には入院給付金のほか、手術給付金もあります。

そのため、入院給付金は貯蓄額や収入によって変わりますが、5,000円~1万円を目安に契約すればよいでしょう

【関連記事】入院給付金について詳しく知る

家庭の貯蓄状況によって入院給付金の金額は大きく変わります。

入院費用の約72%程度を医療保険でまかなうというデータがありますが、最適な入院給付金額は人それぞれです。

以下の記事では、入院給付金額の決め方について詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。

賢い入院給付金の決め方|平均データから入院に必要な費用を考える手順

 

年齢により入院日数は見直しを

年齢により入院日数は見直しを

年齢が若いときには何度も同じ病気で入院するケースは非常に少ないといえるでしょう。

反対に高齢になるにつれて1入院当たりの入院日数も増えますし、治療によって治せない病気になってしまう可能性も高まります

治せない病気になり、何度も入院したとしても、同じ1入院とカウントされてしまいますので1入院の入院日数を60日としていても保障としては十分でないといえるでしょう。

そのため、年齢ごとに、特に高齢になるにつれて入院日数は見直したほうがよいといえます。

 

まとめ

まとめ

病気になり、入院すれば何もかもが不安になってしまうでしょう。しかし、自分に適した医療保険に加入していて、入院した場合の保障などがあれば、それだけで安心できます。

病気になった際には精神的な負担を軽くすることが一番大切なので、安心した入院生活、治療をするためにも医療保険の入院日数について真剣に考えましょう。

保障日数が短期・長期では保険料も保障内容も変わってきますので、一番に何が自分に必要かを家族と一度話し合い、無駄のない自分に適した医療保険に加入してください。

医療保険の入院日数に関するおすすめの記事

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