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かんぽ生命の養老保険|6つのプラン紹介と保険料シミュレーション

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養老保険といえば、かんぽ生命をイメージする人も多いのではないでしょうか。

養老保険は、その特徴を理解した上で加入するとさまざまなメリットが得られます。

しかし、どんな特徴やプランがあるのか、メリットやデメリットについてよく分からないまま加入してしまい、損してしまう人もいるようです。

そこでこの記事では、加入前に知っておくべき基礎知識として、かんぽ生命の養老保険の特徴やプラン、加入するメリットやデメリット、加入した場合の保険料シミュレーションについてご紹介します。

【関連記事】養老保険について詳しく知る

養老保険とは、満期日(保険契約が切れる日)に死亡保険金と同額の満期金を得られるため、貯蓄と死亡保障を同時に得られる生命保険です。

養老保険はバブル期にたくさん販売されましたが、今では返戻率も低く、多くの商品で元本割れするため、加入には注意が必要です。

以下の記事では、養老保険のメリット・デメリットについて詳しく解説しています。

加入を検討している人は併せて参考にしてください。

養老保険とは|メリット・デメリットと解約返戻金の受け取りまで

かんぽ生命の養老保険|6つのプランについて

6つのプラン

 プラン名

契約期間

(保険の期間)

保障額

加入

年齢

満期

保険金

死亡保険金
新フリープラン 10年~50年

満期保険金と

同じ金額

0~80歳 100万~

1,000万円

100万~

1,000円

新フリープラン

(短期払込型)

10年

満期保険金と

同じ金額

0~75歳 100万~

1,000万円

100万~

1,000円

新フリープラン

(2倍保障型)

10年~20年

満期保険金の

2倍の金額

15~70歳 200万~

1,000万円

200万~

1,000万円

新フリープラン

(5倍保障型)

10年~20年

満期保険金の

5倍となる金額

15~65歳 200万~

1,000万円

200万~

1,000万円

新フリープラン

(10倍保障型)

10年~20年

満期保険金の

10倍となる金額

15~60歳 200万~

1,000万円

200万~

1,000万円

かんぽ生命の養老保険には上記の通り6つのプランがあります。

それぞれのプランには、以下の違いがあります。

  • 契約期間(保険の期間)
  • 加入年齢
  • 満期の保険金額
  • 死亡保険金の額

 

ここでは、それぞれのプランがどういったものかについて確認してみましょう。

プラン1:新フリープラン

新フリープランは一般的な養老保険です。

契約者が生存中に契約期間が満了した場合「満期保険金」が給付され、契約者が契約期間満了前に死亡したら「死亡保険金」が支給されます。

  • 保険期間:10年~50年
  • 死亡保険金:満期保険金と同じ金額
  • 加入可能な年齢:0~80歳
  • 保険金額:100万~1,000万円

 

それまで支払った金額と同等の満期保険金が受け取れます。

プラン2:新フリープラン(短期払込型)

  • 保険支払期間:10年
  • 保険期間:15年
  • 死亡保険金:満期保険金と同じ金額
  • 加入可能な年齢:0~75歳
  • 満期金:100万~1,000万円

 

保険期間(満期)が15年なのに対して、保険料を10年という短期間で支払うプランです。

短い期間で保険料を払い込みますので、月々の保険料の負担は上がるというデメリットがあります。

ただ、積み立てた保険料を長期間運用しますので、満期金の返戻率が新フリープランよりも高いという点がメリットです。

プラン3:新フリープラン(2倍保障型)

  • 保険期間:10年~20年
  • 死亡保険金:満期保険金の2倍となる金額
  • 加入可能な年齢:15~70歳
  • 満期金:200万~1,000万円

 

満期金額を200万~1,000万円の中で選びますが、満期までに亡くなった場合の死亡保険金が満期金の2倍支払われるプランです。

仮に満期金を500万円に設定した場合、死亡保険金は1,000万円支払われます。

手厚い死亡保障を得られますが、その分保険料は上がってしまいます。

万が一のことがあった際、養老保険で子供の学費などをまかないたい人などにおすすめのプランだといえるでしょう。

プラン4:新フリープラン(5倍保障型)

  • 保険期間:10年~20年
  • 死亡保険金:満期保険金の5倍となる金額
  • 加入可能な年齢:15~65歳
  • 満期金:200万~1,000万円

 

上記のプランのさらに保障を充実させたプランです。

設定した満期金の5倍が死亡保険金として支払われます

プラン5:新フリープラン(10倍保障型)

  • 保険期間:10年~20年
  • 死亡保険金:満期保険金の10倍となる金額
  • 加入可能な年齢:15~60歳
  • 満期金:200万~1,000万円

 

同じく、上記のプランの保障がさらに充実したものです。

設定した満期金の10倍が死亡保険金として支払われます

プラン6:新一病壮健プラン

  • 保険期間:10年
  • 死亡保険金:満期保険金と同じ金額
  • 加入可能な年齢:40~65歳
  • 満期金:100万~500万円

 

大きな特徴は慢性疾患の人でも加入できるところです。

具体的には、『糖尿病』『高血圧症』『がん・肉しゅ』が挙げられます。

ただし、加入するには以下の条件を満たさなければなりません。

糖尿病 ・血糖値が投薬、通院などでコントロールされていること
高血圧症 ・血圧が投薬、通院でコントロールされていること
がん・肉しゅ ・病巣を取り除くなどして、疾患を完全に治療(根治治療)してから5年以上

経過していること

 

医療の備えや残された家族のため、もしくはセカンドライブのためなどに加入するとよいでしょう。
実際の保険料がいくらになるのかは、各プランの「保険料のお見積もり」というページで確認できます。

詳しい保険料のシミュレーションは「かんぽ生命の養老保険に加入した場合の保険料シミュレーション」で解説していきます。

 

かんぽ生命の養老保険に関する特徴

かんぽ生命の養老保険の特徴

かんぽ生命の養老保険の特徴は以下のような特徴があります。

  • 割引が適用される
  • クーリングオフが可能
  • 契約者貸付制度がある
  • 満期金受け取りに申請が必要
  • 満期金・死亡保険金は課税対象
  • 生命保険料控除の対象

 

ここで詳しく見てみましょう。

特徴1:契約開始月分と3カ月分以上の保険料を払うと割引が受けられる

かんぽ生命の養老保険は、3カ月分以上の保険料を前納すると割引が受けられることをご存じでしょうか。

具体的には、以下の金額だけお得です。

前納月分 割引総額
3カ月分 729円
6カ月分 1,823円
 12カ月分 4,253円

特徴2:申込日から8日以内であればクーリングオフが可能

「保険契約の申込日」または「ご契約に関する注意事項の受領日」のうち、遅い日から8日以内であれば、書面による申込み撤回の申し出をすればクーリングオフが可能です。

ただし、契約を復活させる申込みについてはクーリングオフ適用外となるため、注意しておきたいところです。

特徴3:契約者貸付制度がある

一時的にお金が必要となった場合、一定額の範囲内で貸付を受けられる制度です。

返済期間は貸付日から1年間と定められていますが、突発的にお金が必要となった際に役立つサービスと言えるでしょう。

特徴4:満期金の受取りには申請手続きが必要

給付金を受取る場合、かんぽ生命に申請をしなければなりません。

養老保険の契約期間が満期を迎える2~3ヶ月ほど前に「満期保険金請求書」と呼ばれる書面が送られてきます。

必要事項を記入後、保険証券と契約者本人の身分証をコピーしたものを同封して保険会社宛に送付します。

特徴5:満額給付金や保険金は課税対象である

満額給付金を受取る際、税金がかかることを忘れないようにしましょう。

受取る状況によって税の種類が異なるため以下にまとめました。

契約者の死亡による保険金を受取る場合

契約形態 課税項目
契約者と被保険者が同じ 相続税
契約者と保険金受取人が同じ 所得税、住民税
契約者、被保険者、保険金受取人が別人 贈与税

 

なお、死亡保険金には非課税限度額が設けられており、非課税限度額は以下の計算式から算出できます。

ただし非課税限度額は、養老保険の契約者と被保険者が同じで課税対象が相続税となる場合のみ適用されます。

 

【非課税限度額の計算式】
保険金の非課税限度額=500万円×法定相続人の数

 

 満期保険金を受取る場合

契約形態 課税項目
契約者と給付金受取人が同じ 所得税、住民税
契約者と給付金受取人が別人 贈与税

ちなみに、入院保険金を含む以下の保険金は非課税扱いです。

【非課税扱いとなる保険金】

  • 入院保険金
  • 手術保険金
  • 長期入院一時保険金
  • 重度障害による保険金
  • 生涯保険金

 

特徴6:生命保険料控除の対象

養老保険で払い込んだ保険料は、生命保険料控除の対象です。

所得税や住民税は、前年度の所得に応じて納める金額が決まりますが、養老保険で払い込んだ保険料に応じて、課税対象となる所得額から差し引くことができます。

保険料に応じた、課税対象の所得額控除は以下の通りです。

●所得税の控除

年間の支払保険料等 控除額
2万円以下 支払保険料等の全額
2万円超4万円以下 支払保険料等×1/2+1万円
4万円超8万円以下 支払保険料等×1/4+2万円
8万円超 一律4万円

 

●住民税の控除

年間払込保険料額 控除される金額
1万2,000円以下 払込保険料全額
1万2,000円超3万2,000円以下 (払込保険料×1/2)+6,000円
3万2,000円超5万6,000円以下 (払込保険料×1/4+1万4,000円)+1万4,000円
5万6,000円超 一律2万8,000円

【関連記事】保険料控除について詳しく知る

保険料控除は、会社員の人は年末調整で、自営業の人は確定申告で申請する必要があります。

なお、平成24年に生命保険控除額が変更し、新制度・旧制度の2つの計算方法があります。

以下の記事では保険料控除について詳しく解説していますので併せて参考にしてください。

養老保険は生命保険控除の対象になる|計算法と申請の仕方

養老保険は年末調整で最大5万円控除可能|必要書類の書き方

かんぽ生命の養老保険のメリット・デメリット

かんぽ生命の養老保険のメリット・デメリット

ここでは、かんぽ生命の養老保険のメリット・デメリットを確認してみましょう。

メリット

メリットは主に5つ挙げられます。

具体的な内容を以下にまとめました。

総合的に契約内容の自由度が高いことが大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

メリット1:満期保険金の受取り年齢が1歳刻みで設定できる

満期保険金を受取る際の年齢を1歳刻みで設定可能なため、自分の人生設計に合わせて決められます。

メリット2:満期保険金額を10万円刻みで自由に設定できる

満期保険金を受け取る際の金額を100万円~1,000万円の間であれば、10万円ごとに設定可能です。

そのため、大金をまとめて受取ることも一定の金額を継続して受取ることも可能です。

メリット3:不慮の事故などで死亡の場合は倍額保障がプラスされる

契約してから1年6カ月以上経過した後に、不慮の事故や所定の感染症で死亡した場合、保障額がプラスして支払われます。

メリット4:入院特約を付帯すれば入院費用も保障される

付帯オプションですが、養老保険に入院特約をプラスすれば日帰り入院から長期入院まで支払日数無制限で給付金を受け取ることが可能です。

メリット5:指定代理請求制度を利用できる

かんぽ生命には『指定代理請求制度』という制度が設けられています。

指定代理請求制度とは、満期金や死亡保険金の受取人が、何らかの理由により請求が困難である場合、あらかじめ指定されている代理人が受取人に代わって保険金などを請求できる制度です。

代理人となれる範囲は以下の通りです。

  • 被保険者の戸籍上の配偶者
  • 被保険者の直系家族(祖父・祖母・父・母・子・孫)
  • 被保険者の兄弟姉妹
  • 被保険者と同居している3親等以内の人(配偶者の父・母など)

 

指定代理請求制度が利用できるのは、かんぽ生命が当該制度を利用するのが相当であると判断される必要があります。

具体的には、被保険者が寝たきりなどで保険金請求の申請ができないケースなどが挙げられます。

デメリット

デメリット1:契約期間内でなければ保障されない

養老保険は契約期間満了となると保険金を受取れますが、その後の管理は契約者本人です。

そのため、受け取った保険金が生活費として消える可能性も否定できません。

デメリット2:金利が低いため老後の貯蓄目的には不向き

中には、老後の貯蓄目的として養老保険に加入する人もいるでしょう。

ところが、養老保険は30年満期プランで加入してやっと100%を超える利率のため、貯蓄目的としては不向きと言えます。

ただし、貯蓄自体が苦手な人にはおすすめかもしれません。

デメリット3:若いうちに加入しても長期契約でなければ元本割れする

例えば、かんぽ生命の養老保険の特約なしプランを30歳から基準保険金額を100万円として10年契約で加入した場合、保険料の総支払額は1,042,543円で利率は95.9%です。

ところが契約期間を30年とした場合、保険料の総支払額は938,290円で利率は106.5%となるため、加入年齢が若くても契約期間が短いと元本割れしてしまうのです。

デメリット4:途中解約だと返戻金が少なく損する可能性がある

養老保険はほとんどの場合「解約控除」が定められているため、途中解約時に適用されるかもしれません。

解約控除とは、契約期間満了前に解約すると支払った保険料から所定の金額が差し引かれるというもので、契約からの経過年数が短いほど差し引かれる金額が高くなるようです。

 

加入した場合の保険料シミュレーション

加入した場合の保険料シミュレーション

30歳でかんぽ生命の養老保険に加入した場合、契約期間ごとに月々の保険料と利率を以下にまとめました。契約年数が長くなるほど月額保険料が安く、利率が良くなることが分かります。

シミュレーション1:【加入者:30歳男性で基準保険額を100万円で「特約なし」とした場合】

契約年数  月額保険料 利率
10年契約 8,780円 95.9%
20年契約 4,340円 99.9%
30年契約 2,850円 106.5%

シミュレーション2:【加入者:30歳女性で基準保険額を100万円で「特約なし」とした場合】

契約年数  月額保険料 利率
10年契約 8,770円 96.0%
20年契約 4,330円 100.1%
30年契約 2,830円 107.3%

ご自身の状況に合わせてシミュレーションをしてみましょう。

▶「保険料のお見積り|かんぽ生命

資産運用での養老保険の加入はおすすめしない

資産運用での養老保険の加入はおすすめしない

かつて養老保険は人気の保険商品でした。それは返戻率が非常に高かったからです。

しかし、2018年現在、かんぽ生命だけでなく養老保険の返戻率は非常に低い数字が設定されています。

養老保険は途中解約した場合には元本割れします。また、満期金が払い込んだ保険料を大幅に上回ることはありません。

そのため、資産運用を目的として養老保険に加入することはおすすめしません

もし、資産運用と万が一の保障を受けたい場合には、低解約返戻金型終身保険をおすすめします。

低解約返戻金型終身保険は、保険料を支払うまでに解約した場合の返戻金は元本割れしますが、払い込み後は返戻率がどんどん高くなるという特徴を持った保険です。

【関連記事】低解約返戻金型終身保険について詳しく知る

低解約返戻金型終身保険は、養老保険と同様『保障』と『貯蓄』の2つの機能を併せ持っています。

ただし、途中解約した際の返戻金が低く抑えられているため、保険料が安いことや、保険料支払い後は返戻率が大幅にあがるというメリットがあります。

以下の記事では、低解約返戻金型終身保険について詳しく解説しています。併せて参考にしてください。

返戻率の高い低解約返戻金型終身保険のメリット・デメリット

まとめ

まとめ

かんぽ生命の養老保険は、老後の資産を増やす目的や死亡した時の保障の厚さで見るとあまりおすすめとは言えません。

しかし、節税効果や資産の確保を目的とするならば魅力的なサービスです。

養老保険の特性をしっかり理解して上手に活用すれば、充分なメリットを得られるでしょう。

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