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学資保険の返戻率を上げる方法と学資保険を賢く選ぶポイント

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子供の教育費に備えるための学資保険。

貯蓄性を期待するものですから、学資保険を比較して最適な保険に入るなら、返戻率が高いものを選ぶべきだといえます

子供1人を大学まで出そうと思うとその教育費は公立の学校に通わせるのか、私立の学校に通わせるのかなど、進路などによってその金額は大きく違ってきますが、少なくとも1,000万円ほどの教育費が必要ともいわれています。

この記事では、学資保険を選ぶ上で最も重要である返戻率について詳しく解説します。

【関連記事】学資保険について詳しく知る

学資保険は子供の教育費に備える保険です。

メリットもありますが、保険料が高い、元本割れするなどのリスクもありますので、加入には十分な検討が必要です。

以下の記事では学資保険について詳しく解説していますので併せて参考にしてください。

【完全版】学資保険とは|加入の必要性や返戻率、メリットなど徹底解説

学資保険の『返戻率』とは

学資保険は、支払う保険料を満期保険金や祝い金の名目で契約時に決めた時期に給付金として受け取れる、教育費の確保を目的とした保険です。

しかし、『保険料の支払総額=保険金の受取総額』という訳ではありません。

そこには、返戻率(へんれいりつ)(戻り率ともいわれます。)というものが関わってきます。

ここでは、学資保険の返戻率について詳しく見てみましょう。

返戻率の算出方法

返戻率とは、満期保険金や祝い金など、受け取れる保険金の総額に対しての支払う保険料の総額の割合のことをいいます。

つまり、返戻率が高ければ高いほど、保険金の受取総額は多くなります。

計算式で表すと以下の通りです。

返戻率 =保険金の受取総額 ÷ 保険料の支払総額 × 100

 

例えば、保険料の支払総額が500万円の保険商品の保険金の受取総額が550万円ならば、その返戻率は110%、しかし、同じ保険料でも受取総額が490万円ならば返戻率は98%で元本割れ(※)となり、貯蓄を目的とするには向いていない保険商品といえます。

ただし、返戻率が100%を切り、元本割れする保険商品は、その多くに貯蓄目的以外に様々な保障がついています。

子供の疾病や傷害への保障を備えたもの、契約者である保護者の死亡等への保障を備えたものなど、教育費の確保に加え、保障に重点をおいた学資保険を保障型学資保険といいます。

様々な保障をするということは保険会社にとってはリスクとなりますから、教育費の積立を目的とした単純な貯蓄型学資保険よりも返戻率が低くなる傾向にあります。

 

学資保険のタイプ 返戻率 保障
貯蓄型
保障型

 

(※)元本割れとは
元本割れとは、返戻率が100%を下回り、保険金の受取総額が保険料の支払総額に満たないこと。

一般的な学資保険の返戻率の相場

では、一般的に学資保険の返戻率はどれくらいなのでしょうか。

契約者を男性30歳、保険加入時の被保険者の年齢を0歳とした時の返戻率の相場は、保障の内容が充実した保険商品に関しては、100%前後、保障があまり充実していない保険商品に関しては100%~110%といったところです。

保障が多くなるほど、返戻率が低くなる傾向にありますが、安心をとるか、金融商品として価値の高い保険商品を選ぶかは保険に加入する人の状況や希望次第でしょう。

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学資保険の返戻率を高める方法

返戻率が高ければ高いほどお得なわけですから、できるだけ返戻率が高い保険に入りたいですよね。

ただ、同じ保険商品でも契約内容などによって返戻率は違ってきます。

では、どうすれば返戻率を高くできるのでしょうか?

ここでは、学資保険の返戻率を高める6つのポイントを紹介します。

ポイント1:保険料の支払いはまとめる!

『全期前納期払い(※)→年払い→半年払い→月払い』の順で支払う保険料の総額は安くなります。

保険料が安くなっても、受け取れる保険金の総額は同じなので、つまり、返戻率が高くなるということです。

(※)全期前納払いとは
保険料の総額を契約時に保険会社に預ける形で一括で支払う方法で、年1回や月毎など、契約時に決めた支払期日が来たら、預けたお金から保険料が支払われる仕組みになっています。

 

【関連記事】学資保険の一括払いについて詳しく知る

全期前納などの保険の一括払いは、保険料を安く抑えられるというメリットもありますが、一時に大きなお金が出て行きますし、保険の見直しも困難になるというデメリットもあります。

以下の記事では、学資保険の一括払いについて詳しく解説していますので併せて参考にしてください。

学資保険の一括払いは返戻率が高い│抑えておきたい注意点を徹底解説

ポイント2:保険料の払込期間は短く!

払込期間を短くすると、一回に支払う保険料の金額はアップするかもしれませんが、総額は安くなることがほとんどです。

最近では保険料の払込期間が10歳という商品も出ています。

ポイント3:保険金の受取はまとめる!

満期時以外に、小学校、中学校、高校、大学とそれぞれの入学時に祝い金の名目で、複数回に分けて保険金を受け取れる保険商品もあります。

しかし、保険金の受け取りはできるだけまとめて、できるだけ後らせた方が、受け取る保険金の総額がアップします。

ポイント4:保障はシンプルに!

保障がシンプルであればあるほど、返戻率が高くなる傾向にあります。

ちなみに、ほとんどの学資保険の商品には保険料免除の保障が付いていますが、これが付かないタイプの商品もあり、付かないタイプの方が返戻率は高くなります。

この他には兄弟割引といって、兄弟で同じ学資保険に入ることで、返戻率が高くなるものもあります。

また、支払方法をクレジットカードにすることで、返戻率自体を高くできませんが、カードのポイントを貯めて得する方法もあります。

ただし、これらはあくまで『返戻率を高くする』ということに重点をおいた方法ですので、無理な契約内容・条件でないか、必要な保障は確保できているかなどの注意は必要です。

ポイント5:無配当型を選択する!

学資保険には保険会社が資金運用によって利益が発生した場合に、配当金を受け取れる「有配当型」がありますが、一般的に配当金を受け取らない無配当型の方が、保険料が安く返戻率が高い傾向にあります。

配当は保険会社の余剰利益の中から必ずもらえるわけではないため、一見、無配当型の方がお得に感じられるかもしれません。

無配当型のリスク

しかしながら、10〜20年先の学資金を備えることを目的とした学資保険にはインフレのリスクを含んでいます。

学資保険を契約する際、現在の貨幣価値を基準に必要な学資金を想定しますが、10〜20年先の未来においてインフレにより貨幣価値が下がる可能性も十分にあるので、十分な学資金をまかなえるとは限りません。

有配当型であれば、その時代の貨幣価値に合わせて配当金を受け取ることができるので、その時代の貨幣価値に合わせた資金を積み立てることが可能です。

どちらがいいかは一概には言えませんが、不安な方はファイナンシャルプランナーへ相談してみましょう。

ポイント6:クレジットカード払いにする!

返戻率を上げられるわけではありません。ただ、クレジットカードで支払うようにすればポイントが貯まっていくので、理由がなければカード払いにしておくのがお得かと思います。

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返戻率以外に学資保険を比較する5つのポイント

学資保険を選ぶ際、返戻率によって受け取れる保険金総額は左右されるので、返戻率はとても重要なポイントになってきます。では、返戻率だけを見て保険商品を選べばよいのでしょうか?

貯蓄型、保障型と言ったタイプがあるように、それぞれの商品にはそれぞれの特徴があり、また加入する人によって、学資保険に求める条件は様々だと思います。

したがって、返戻率が高いからその保険商品が全ての人にとって最善とは限りません。

ここでは、返戻率だけに捉われず、賢く学資保険を選ぶために見るべきポイントを紹介します。

ポイント1:保障内容

給付金の受け取り方法、保護者の万が一の時の保障、支払い方法などの保障内容など、選んだ学資保険の保障内容がしっかりとしているか、安心して学資保険に加入する事ができるかを見極めましょう。

ポイント2:保険料の払い込む総額

受け取れる保険料を多くしたいと思うと、やはり払い込む保険料も多くなります。

しかし、教育費の確保のためにと、無理な保険料設定は家計を圧迫しかねません。

保険料の支払いが家計を圧迫し続ければ、学資保険の解約も考えなければいけない事態も。

途中解約すればもちろん給付金は受け取れないですし、学資保険の多くは、途中解約した場合、それまでの掛け金を返戻金が下回る場合が多いです。

したがって、確実に支払える保険料を設定することが重要です。

【関連記事】学資保険の解約について詳しく知る

学資保険を解約すると

  • すぐに別の学資保険に加入できない
  • 税金がかかるケースがある
  • 元本割れする

などのデメリットが発生するケースがあります。

また、保険料の支払いが困難になり、解約を考慮しなければならないこともあるでしょう。

以下の記事では、学資保険解約時の注意点や、解約に適したタイミングについて解説しています。

学資保険を解約する際のリスクと解約に適したタイミングとは

ポイント3:加入するタイミング

学資保険に加入するタイミングが早ければ早いほど、月々の負担が少なくなります。具体的な計算を見ておきましょう。払込保険料を300万円として、払込期間が15年だった場合と18年だった場合で計算をしていきます。

【払込期間が15年の場合】

1月あたり16,667円=300万円÷(15×12)

【払込期間が18年の場合】

1月あたり13,889円=300万円÷(18×12)

この例では、3年早く払い始めることで、1月あたりの負担を2,778円減らせています。トータルで払う保険料の金額は変わらないものの、毎月の負担は少なくなります。

資金繰りをする点から考えれば、早い時期から支払いを始めるのが良いでしょう。

ポイント4:給付されるタイミング

給付金を受け取れるタイミングは、幼稚園から大学まで、入学のタイミングに合わせて細かく分割して受け取れるものもあれば、大学入学時にまとめて受け取れるものなど、保険商品によって様々です。

受取るタイミングをなるべく後らせてまとめて受け取る方が、保険会社に預けておく期間が長い分、返戻率が高くなる傾向にはありますが、いくら受け取り総額が多くなっても、必要なときに必要な給付が受けられなければ意味がありません。

したがって、どのタイミングで給付が受けられるのかをちゃんと把握しておく必要があります。

また、給付されるタイミングの把握の仕方は、「大学入学時」や「満○歳」など、おおまかなものではなく、年月日まで把握しておくとなおよいでしょう。

なぜなら、例えば大学入学時に給付金をフル活用したいと思った場合、入学金の支払いは大学入学のその日よりも前ですので、それに間に合うように給付を受けなければ意味がありません。

お子さんの生年月日と保険の給付のタイミングを詳細に照合しておくことで、間違いなく必要なときに必要な給付が受けられるでしょう。

ポイント5:元本割れリスク

学資保険によっては元本割れが起きる保険商品もありますので、自分が何年後に解約すれば元本割れのリスクがなくなるのかも、しっかりと把握しておきましょう。

【関連記事】学資保険の元本割れについて詳しく知る

学資保険は教育資金を準備するための保険ですから、元本割れしてしまっては意味がありません。

商品によっては、はじめから元本割れしているケースなどもあります。

以下の記事では、学資保険の元本割れを防ぐ方法について詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。

学資保険は元本割れしない保険を選ぼう|元本割れするケースと回避法

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まとめ

学資保険の返戻率について理解してもらえましたでしょうか。

学資保険の返戻率は、商品選択の際の重要なポイントの一つです。紹介した、『返戻率を高める方法』を参考に、学資保険を有効活用しましょう。

また、学資保険は返戻率だけで選んではなりません。学資保険を選ぶその他のポイントについても考慮していただき、あなたに最適な学資保険を選ぶようにしてください。

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