定期保険の仕組みとメリット・デメリット|他の保険との比較

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加入中の定期保険を見直すことで保険料を大幅に削減できる可能性があります。

保険のプロであるFPに生命保険を見直してもらうことで、無駄な保障を省いた、本当に必要な保障だけを備える保険が見つかるかもしれません。適切な保険に加入し直すことで大幅な保険料削減の可能性もあります。まずは一度お気軽にご相談下さい。

定期保険(ていきほけん)とは、保障期間を決めて契約し、契約終了時には原則的に返戻金のない、いわゆる「掛け捨て保険」のことです。こちらの記事をご覧の方は定期保険の加入も検討されていると思います。

今回は、定期保険のメリット・デメリット、また、他の保険との比較を行っていきます。ぜひ保険選びの参考にしていただければと思います。

 

 

定期保険とは掛け捨て保険のこと|定期保険の仕組み

冒頭でもご説明しように、定期保険とは掛け捨て保険のことで、保険料を支払っているその間だけ保障を受けることができる保険の基本的な部分のみを持ち合わせた保険の種類です。定期保険は、生命保険における死亡保障の部分のみが利用されます。

期間の決め方は2種類

定期保険と言うだけあって、定期保険では加入している期間が重要になります。例えば、60歳まで定期保険に加入していたとしても、期間が切れた61歳に死亡した場合、それまでの保険料に関係なく、保障が効かなくなります。

ですので、定期保険での期間の決め方は非常に重要で、その期間の決め方は2種類になります。

①年満了型(短期型)

何歳から定期保険に加入しても、そこから5年、10年、20年・・・といった形で契約期間が決められるタイプです。比較的短期間での契約は年満了型が多くなっています。

②歳満了型(長期型)

こちらは、何歳から加入しても60歳で満期、65歳で満期といった形で契約期間が決められるタイプです。長期間での契約は歳満了型になっていることがほとんどです。

更新の方法も2種類

定期保険の期間が過ぎれば一方的に「期間は終了です。以後保障はありません。」と、契約を打ち切られるわけではありません。もし、定期保険でそのような選択肢しかなければ、どうしてもお金に困った人が、期限直前で自殺や保険金殺人などを引き起こすきっかけにもなりかねません。

そこで、定期保険には契約更新をすることができますが、契約更新の方法も2種類あります。

①更新型(短期型)

一般的に定期保険は、期限が過ぎれば自動で更新されるような契約を結びます。更新の通知をされることもありませんが、更新時の年齢によって保険料が変わります。年齢が上がるにつれ死亡率も高まり、それに伴い保険料も上がります。

上記の年満了型の定期保険が、更新型を取っていることがほとんどです。また、更新型の定期保険は、単純に支払った保険料が返ってくることもなく、まさに掛け捨て保険のことと認識していただいていいでしょう。

年満了型定期保険

 

例:死亡・高度障害保険金500万円(不慮の事故の場合1,000万円)
10年契約/自動更新/最大80歳まで

年齢 月額保険料
20~30歳 1,070円
30~40歳 1,190円
40~50歳 1,805円
50~60歳 3,355円
60~70歳 6,800円
70~80歳 16,640円

 

このように保険会社にもよりますが、50歳を超えてくると、死亡リスクも高まるため、一気に保険料が上がります。「若いうちは保険に加入せず、定年間近から保険に加入する」反対に「子供が自立していないうちは万が一に備え安く加入し、自立したら更新しない」など、臨機応変な方法が考えられます。

②全期型(長期型)

一方全期型は、保険期間が終了すれば契約も終了となります。ただ、これは上記の契約期間の長い歳満了型の契約に多く見られます。そして、20歳から60歳満期の定期保険に加入したとしても、保険料は一律です。

上記のように、年齢が上がるにつれ死亡リスクは上がるため、その分を補い、若い間に支払う保険料は高めになります。その分若い間に解約すると、多く払っていた保険料が返金され、実質貯蓄保険料ともなります。

歳満了型定期保険

 

例:一例ですが、上記の例と同じ条件・同じ価格帯で60歳満期だとすると平均である1,854円を月額で20~60歳まで支払います。40代までで多く払っていた保険料は、それまでに解約すると返金されることがほとんどです。ただ、死亡リスクの高まる40代以降は返戻金が徐々に減っていくでしょう。

ニーズに合わせた逓減定期保険と逓増定期保険

上記の2パターンが主な定期保険のシステムですが、利用者のニーズに合わせて、様々なプランの定期保険が提案されています。その中に逓減定期保険(ていげんていきほけん)と逓増定期保険(ていぞうていきほけん)があります。その名の通り、受け取る保険金が逓減(徐々に減っていく)、逓増(徐々に増えていく)する定期保険の種類です。

逓減定期保険

逓減定期保険は、期間中年数が経つにつれて保険金額が減り、それに伴い支払う保険料も抑えられる定期保険です。通常、50・60歳と高齢に近づくにつれ、子供の養育費や住宅ローンなどの責任や債務は減っていきます。

その分払われる保険金の額もそこまで必要ではなくなるのです。そこで、保険金を下げる代わりに支払う保険料を下げる逓減定期保険は、非常に合理的とされています。

逓増定期保険

逓増保険は、主に法人税対策として加入される定期保険です。貯蓄の要素も兼ね備えており、10年未満で払った保険料の全額近くが解約返戻金として戻ってきます。つまり、年々の保険料で法人税を抑え、退職金や事業拡大や大きな出費がある際に解約し、解約返戻金として払ってもらいます。経営者や役員の死亡保障として逓増定期保険に加入している会社も多くなっています。

定期保険の保険料は様々な要因から構成される

契約期間が長くなればなるほど保険料は上がると前述しましたが、それ以外にも、定期保険の保険料は以下の要因から構成されることになります。原則として、死亡するリスクが高い人ほど保険料が高くなるものと覚えておいて良いでしょう。

年齢

一般的には、年齢が若ければ死亡率は低く、高齢になるほど死亡率が高くなります。したがって、加入時の年齢が若いほど定期保険の保険料は安くなります。

性別

女性のほうが長生きすると統計で算出されています。これにより、死亡率の低い女性のほうが保険料が安くなります。

健康の状態

保険に加入する前には告知書と言って自身の病歴や入院歴などを紙に書いて申告する必要があります。保険会社はこれを見て、加入者の健康状態を判断します。保険会社によって何が健康で何が不健康かを判断する基準はばらつきがありますが、身長・退場・血圧が標準値で、非喫煙者の方は死亡率が低いと判断され、保険料も安くなる傾向にあります。

 

定期保険への加入を検討すべき3つのタイミング

そもそも保険とはもしものための備えであり、、保険料を支払うかわりに安心を買うものになります。定期保険の場合は保障の対象を死亡時のみと限定しており、掛け捨てであるために“もしものこと(死亡)が起きなければ損をする”と考える人も多くいます。しかし保険料を支払っている間は多くの保障に守られていることになるので、一概に損をするものだとは言いきれません。

一般的には定期保険は、ライフステージが変わったときなど、今後の人生におけるイベントごとに対するリスクに対して備えるものと言われています。個人によって定期保険の必要性は異なりますが、以下のタイミングで定期保険への加入を検討してみましょう。

結婚・出産時

結婚をして家族が増えることを機に、今後の家族のためを考え、自分が万が一死亡したときのために定期」保険に加入するという方は多くいます。少ない保険料で大きな保障を得られるので、子供が小さい時だけ稼ぎ手に保険をかけておき、子供が成人した際に解約するのも合理的な方法のひとつです。

しかし、まだ20~30代のうちは死亡率も低いと言えますので、定期保険が必要か必要でないかは家族と検討する方針で良いかと思います。

マイホームの購入時

何千万円、何億円という大きな買い物をしたら、それからローンの返済や税金のことまで考えてやりくりをしていくことになります。しかし、購入者である一家を支える主に万が一のことがあった場合、ローン等はのこされた家族が返済していくことになるため、何も保険に加入していないと大変な負担になります。

購入者が亡くなった際に住宅ローンの残債が相殺される団体信用保険に加入する方も多くいますが、定期保険への加入も検討するベストタイミングであると言えます。

子供が独立した時

子供の養育費用の負担がなくなった時も定期保険への加入を検討するタイミングです。十分な蓄えがあり家計にも余裕があるため、保険料は比較的払いやすくなります、年齢から考えてもこれから病気や手術などの心配も多くなってくるので、他の保険への加入も視野に入れつつ定期保険への加入も同時に検討してみましょう。

 

定期保険のメリット・デメリット

それでは、定期保険のメリット・デメリットを伝えします。生命保険の種類には、定期保険以外にも大きく分けると「終身保険」と「養老保険」があります。まずは、こちらで定期保険のメリット・デメリットを解説し、下記で他の保険との違いをご説明いたします。

メリット

保険料が安い

他の終身保険や養老保険に比べると、「積立制度が無く保障だけ」という、いたってシンプルな保険になるため、保険料が安いことが特徴です。定期保険で最低限の保障をしてもらい、他の保険とかけ合わせることも可能です。

例えば、下記でご説明する終身保険や養老保険などとかけ合わせた「定期保険特約終身保険」や、「定期保険特約養老保険」などがあります。ご自身の希望の保険料や保障、今後積み立てる保険金などを加味したうえで、臨機応変にかけ合わせることが可能です。

高額な保険金を掛けることも可能

元々の保険料が安いことから、その分高額な保険金も大きな負担なく掛けやすいと言えるでしょう。

家計の経済状況に臨機応変に対応しやすい

これは、短期型の定期保険に言えることですが、掛け捨て型の期間が決まっているため、生活が困窮してしまったり、反対に収入が大幅に増えるなどして、保険料を払えない、保障が不必要などの事態になった場合も、契約を打ち切ることが簡単です。

デメリット

満期で保険金が降りない

定期保険は期間内の保障だけに過ぎませんので、たとえ何事もなく契約期間内を終えたとしても満期保険金が降りることはありません。

契約期間が過ぎると保障されない

繰り返しますが、定期保険は「契約期間の間だけ保障される保険」です。つまり、契約が切れた翌日に死亡した場合、「昨日までなら保障されるはずの1,000万円が0円になった。」ということも起こりうる可能性はあるのです。

原則的に解約返戻金が無い

ご説明の通り、原則的に定期保険には解約返戻金がありません。長期の定期保険には、若い間に支払った保険料に一部貯蓄的要素もありますので、その分が返ってきますが、年齢が上がるにつれ、返戻金も減っていき、他の保険と比べても返戻金は期待できないでしょう。

 

定期保険と終身保険との違い

ここまで定期保険の仕組みとメリット・デメリットについて解説しました。定期保険に関してある程度の理解を深めていただけたかと思います。しかし、もちろんながら保険の種類は定期保険だけではありません。

生命保険には定期保険以外にも「終身保険」という、一生涯保障が続く保険があります。こちらと比較してご自身に一番合った保険を選択されることをお勧めします。

終身保険とは?

定期保険は期間が定められていますが、終身保険は生涯にわたって保障される保険です。つまり、途中で解約しない限り死亡すれば保険金が支払われます。定期保険が「掛け捨て型」と呼ばれるのに対し、終身保険は「積み立て型」と呼ばれることがあります。

定期保険と比べたメリット

生涯にわたって保障されることは、扶養家族がいる方にとって安心でしょう。また、解約返戻金があることがほとんどで、経過年数が長くなればなるほど今まで支払った保険料に近い金額が返戻されます。

定期保険と比べたデメリット

死亡した場合必ず保障される分、定期保険と比較すると保険料が割高になります。この結果、特に若い間の結婚費用や養育費などの貯蓄の負担にもなることが考えられるでしょう。また、生涯の保障になるので、一度加入してしまうと、保険の見直しがしにくいということも考えられます。

加入中の定期保険の見直しをご検討中の方

保険のプロであるFPに生命保険を見直してもらうことで、無駄な保障を省いた、本当に必要な保障だけを備える保険が見つかるかもしれません。適切な保険に加入し直すことで大幅な保険料削減の可能性もあります。まずは一度お気軽にご相談下さい。

定期保険と終身保険の比較表

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参考:生命保険の「掛け捨て」と「積み立て」の比較

 

まとめ

いかがでしょうか。定期保険は掛け捨て型で保険料も安い内容になっています。定期保険だけでは確かに期間内の最低限の保障しかされませんが、他の保険と上手くかけ合わせることで、足りない部分を抑えることもできます。

一概にどの保険が良い悪いとは言い難い部分はあります。ご自身の「今は貯蓄したい」「子供にいくら残したい」「収入が不安定」などの願望や状況があるかと思いますので、保険選びは一度、ファイナンシャルプランナーに相談されることをおすすめします。

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