爬虫類、魚、虫もペット保険に入れるの?「ペットとして認められる動物」の基準ってなに?

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こんにちは。保険ライターの紳さんです。

保険は「万が一の備え」として身近にあって欲しいもの。しかし、正直に言って「わからない」ことも多いですよね。

そこで僕は保険に関する「わからない」ことを無くしていくために、保険にまつわる様々な疑問を詳しい専門家の方にお聞きし、記事を書いています。

 

今回のテーマはペット保険についてです。

 

最近、大切な家族の一員であるペットに万が一の事態が起きた場合に備えて、ペット保険に加入する方が多いようですね。

僕はふと、こんな疑問をもちました。

「保険がおりるペットとして認められる動物」のラインってなんだろう?

 

ペットとして認められる動物とは?

犬や猫がペット保険に入るのは当たり前の時代だと思いますが、人によっては色んな種類の動物をペットとして飼っていますよね。

爬虫類もペットだし、魚もペットだし、虫だって立派なペットです。

しかし、犬や猫以外の動物が実際にペット保険に入れるのか? と考えると具体的なイメージが湧きません。

 

そこで今回、保険について詳しい専門家である株式会社アークライフ・ライフプロデューサーの中里春奈先生に色々とお聞きしたいと思います。

中里先生、よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

 

犬と猫以外が入れる保険はほとんどない?

ペットが病気や怪我をした場合、動物病院に行くことになるかと思いますが、医療費もなかなか高額ですよね。

そうですね。特に入院や手術が必要な容態の場合、数万円、もしくは数十万円といった高額な医療費が発生しますね。

万が一に備えて、ペットを迎え入れる際には保険に加入したいところですよね! ところで、ペットといえば犬や猫以外にも色々といると思いますが、例えば爬虫類や魚、昆虫などがペット保険に入ることは可能なんでしょうか?

まず、大前提として一般的な「ペット保険」と呼ばれる保険商材のほとんどは「犬や猫を対象」としているんですね。保険会社によっては爬虫類や鳥なども対象にしている商材もあるようですが。

 

ふむ。それは、保険会社が犬や猫以外のペットは基本的にペットとして認めていないということですか? もしかして差別なのでは!?

いえいえ、違いますよ。飼い主の方がペットだと思えば、どんな動物でもペットですよね。ただ、基本的な考え方として「獣医が診断書を書けるかどうか」が肝心なんです。

ほほう。獣医の診断書ですか?

例えば、紳さんが魚や虫を飼っていたとして、病気や怪我にすぐに気がつきますか? また、気が付いたとして、獣医に診てもらおうとするでしょうか?

………。しないですね、言われてみると確かに。まず魚や虫を動物病院に連れていこうと思わないですね。

魚や爬虫類を診察してくれる動物病院は全国的にも少ないです。そもそも病院へ行かない、もしくは治療のために必要な医療費が正確にわからない動物がペット保険の対象外になるのは当然だと思いませんか?

確かにそうですね。魚や虫の入院とか手術とか聞いたことないですもんね。納得せざるを得ない。

ということは先生、逆に言うと「獣医さんが診断書を書いてくれて、治療のために必要な医療費が正確にわかる場合」なら、どんな動物でもペット保険に入れるってことですか?

そういうわけでもないんですよ。保険会社はペット保険に入れる動物をきちんと限定しているので。

ほとんどのペット保険は犬や猫が対象で、鳥や他の動物は種類が限定されていたりします。

なるほど。もし、僕が死んで次になんらかの動物に生まれ変わるとしたら犬か猫が良いです。

そうですね。でも、なんとなく紳さんの場合はモズクとかメカブとかに生まれ変わる気がします。もしくはワカメ。

海藻限定なんですね。

 

価値がめちゃくちゃ高額な動物について

あっ! 先生。犬や猫以外が入れるペット保険が少ないことはわかったのですが、まだ疑問があります。

食肉になるブランド牛とか、サラブレッド(競走馬)とか、観賞用の錦鯉とかはめちゃくちゃ高い値段がつく動物じゃないですか。こういった動物に万が一のことが起きたら大変ですが、入れる保険は無いのですか!?

なるほど。面白い質問ですね。

まず、ブランド牛とかは農業用の保険がありますね。牛とか豚とかの畜産農家を対象にした保険があるんです。自然災害などでダメージを受けることもありますからね。

なるほど。農家として入れる保険があるのか。

サラブレッド(競走馬)に関してもズバリ、競走馬保険というものがあります。これに関しては何千万円という保証があるので、桁が違いますよね。まさに経済動物。

競走馬保険か〜。ディープインパクトとか、僕よりも良い保険に入ってる可能性があるな。

 

ところで、錦鯉はどうなんですか……?

錦鯉…… 

 

錦鯉だと?

錦鯉です。

ちょっと待っててくださいね。

 

〜15分後〜

 

錦鯉はですね、多分、大丈夫です。

先生、今、めちゃくちゃ調べてきましたね?

ええ。あまりはっきりした情報は見つかりませんでしたが。

で、錦鯉は何が大丈夫なんですか? 入れる保険があったんですか?

貴金属とか宝石とかの美術品に掛ける損害保険があるんですけど、1個、もしくは1組の価格が30万円を超える価値があると認められるものに関して、保険を掛けることができるんです。

錦鯉は損害保険に入れる美術品の可能性があるんですね。確かに、錦鯉は盗難とかありそう。

生き物だから、という理由で断られる気もしますけど、保険会社さんと直接交渉すれば可能な気がしますね。もしくは、錦鯉を育てるブリーダー(養鯉業)が入れる保険があるのかも知れません。農林水産省に聞けばわかると思いますが。

養鯉業か〜。考え方としてはブランド牛と同じなんだろうなぁ。

まぁ、いずれにせよブランド牛、サラブレッド、錦鯉に関してはペット保険とはまた違う扱いになりますね。

 

まとめ

一般的なペット保険は犬と猫をメインターゲットにしているということがわかりました。

「ペットとして認められる動物」を保険会社が決めているわけではありませんが、「ペット保険の対象となる動物」は決めているということですね。

そもそも、爬虫類や魚や昆虫を診てくれる動物病院が少ないようです。医療費がどれくらい掛かるかわからない動物が保険に入るのは難しいですからね。

 

 ちなみに先生、ペット保険を検討している方は、どうやって保険に加入すれば良いのでしょうか?

ペットショップの店員さんがペット保険の案内をしてくれるので、ペットショップに行くのが良いと思います。一般的な保険のセールスマンよりも、ペットショップの方が確実ですね。

ペット保険も色んな種類があるので、ペットショップに行く前にあらかじめどんな保険があるのかインターネットで調べてから行くことをオススメします。もしかしたら、意外な動物がペット保険の対象になっているかも知れませんよ?

なるほど、勉強になりました。ペットと長く付き合おうと思ったら、万が一の入院や手術に備えて保険に入っておいた方が良さそうですね!

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