子どもが生まれたら加入するべき保険とは?学資保険ってすぐに入るべき?

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子供が生まれると、子供の将来の進学・病気の備えなど心配事が増えてきますよね。そのため、子供を保険に入れたいと考え始めた方も多いのではないでしょうか?しかし、保険の種類が沢山あるため、いつから何の保険に入ればいいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、保険のプロであるFP(ファイナンシャル・プランナー)のお二人に「子供が生まれたら加入するべき保険」についてお話しを聞きました。子供の将来に関する保険と言えば学資保険を思い浮かべますが、今回の取材でおすすめされた保険プランは全く別のものとなりました。

 

子供が生まれたら加入するべき保険って何?

 

子供の将来の進学・病気への備えと聞くと、真っ先に「学資保険」が思い浮かんだのですが学資保険って実際どうなんでしょうか?

学資保険よりも貯蓄性のある保険に入るべきです!

ええっ!?学資保険じゃないんですか・・・それは何故なのでしょう?

 

僕自身、学資保険は貯蓄性を考慮し、個人的に否定しています。学資保険はそもそも保険の対象が子供なんです。子供が亡くなったら保険金がおり、親が亡くなったら、月々の掛け金を払わなくてよくなるだけです。

なるほど、つまり親が亡くなった際のリスクが高いということでしょうか?

そうですね!学資保険より、終身保険などの親にお金が貯まる保険などに入ったほうが良いと考えています。この場合、親が亡くなったら保険が発動するので大きなお金が入るし、もちろん掛け金は払わなくて済みます。

ちょっとイメージしてみてください。毎月1万または1万5,000円の支払いをしなくて良いのと、まとまったお金がはいるほうが良いのでは、どちらがそのあとの生活プランを立てやすいでしょうか?当然、後者を選ぶ人が多いですよね。

なんだか学資保険に入るメリットを感じなくなってきたのですが・・・。

僕も藤本さんと同じ意見です。ですが、学資保険には医療保障が付いているのもあるので、医療保障にメリットを感じるようでしたら、学資保険を選ぶのは良いのかもしれませんね。

 

貯蓄性を考慮し、親に貯蓄が入る保険がおすすめ!

学資保険は、毎月決まった金額が自動で口座から引き落としされるため、貯蓄が苦手な方でも強制的に教育資金を貯める仕組みを作ることが出来ます。

契約者である親が亡くなった場合、以後の保険料が免除になるため、教育資金が不足し、子供の進学を妨げるなどのリスクも防ぐことができるのですが、それはあくまでも将来の貯蓄であり、『両親の死後すぐの金銭的負担』を補うものではありません。

ライフプランナーのお二人は、生活プランの立てやすさから終身保険など、まとまったお金が入りやすい保険をおすすめしています。

 

子供が入れる生命保険ってどうなの?

 

親にお金が入るという視点に着目してみたんですが、子供を生命保険に加入させるのはどうでしょう?確か0歳から入ることのできる生命保険もあると聞いたことがあるのですが。

生命保険は子供に万が一のことがあったときにお金が入る保険なのであまり薦めていません。保険に入るに越したことはないのですが、入る優先順位としては低いと考えています。

僕も子供に対しての生命保険はいらないと考えています。子供が亡くなって入るお金に喜ぶ人はいないですし、出産前に入る保険としての優先度も低いと思いますね。

 

子供に対する保険選びで重要視すべきことって何?

 

確かに・・・貯蓄のことばかり考えてました。子供に保険を加入させるとすると、貯蓄ではなくこれからの「病気へのリスクに備える」のはいかがでしょうか

医療保険は入ったほうが良いと思いますね。

「生まれてからすぐ障害を持っていた」「小児がんがあった」などの可能性もあるので、医療保険は生まれてすぐ加入した方が良いと言えますね。

僕は、実際いま市町村などで子供が病院にかかって支払う治療費が100円、200円とか言われている時代なのでどうなんですかね。医療保険に入るかどうかは本当に人それぞれだと言えるでしょうね

 

万が一を考えて、僕は損害賠償責任保険に入っておいた方が良いと思いますね。子供が「人様のものを壊す」「誰かにケガをさせる」「デパートで何かをした」などといったケースは決して珍しくはありません。その時、損害賠償責任保障に入っていると安心ですね。心配な方はぜひ入っておきましょう。

僕も早めに入っておくことに越したことはないと思います。現在親が入っている保険に付帯できることもあるので一度確認してみてはいかがでしょうか?

 
これまで、子供に関する保険をご紹介してきました。中でもプロからみた加入したい保険の優先順位は下記の通りです。

  1. 医療保険
  2. 損害賠償責任保障
  3. 学資保険・生命保険

 
子供が生まれたら加入したい保険の優先順位はわかりました。次の項目では、子供が生まれた後の保険選びでの立ち回り方について解説します。

 

子供が生まれた後の上手な保険の選び方

子供を対象とした保険の中でも、学資保険は生まれる前から加入が可能です。その他の保険に関しても、生まれてすぐに入ることができる保険は多くあります。

持病がないうちから保険に加入できるため、子供が小さいうちは保険料を安く抑えることができます。

しかし、子供が生まれた後の保険選びのポイントは子供に加入させる保険とは別にありました。それでは、プロの意見を聞いてみましょう。

 

子供を保険に加入させるなら、医療保険に関してはなるべく早く入るべきだと思いますね。

僕は子供の保険加入を考える前に、現在ご両親が加入している保険の見直しをしっかりすることが大切だと思います。保険に入っている目的や将来のライフプランを持っていれば、おのずと入らなければならない時期が各自見えてくるでしょうね。

つまり「産まれた子供が入る保険」ではなく「子供の出産に合わせた親の保険のメンテナンス」が重要ということですね!

そうですね!親の保険の見直しとして、僕は定期保険をおすすめします。掛け捨て保険なので悪いイメージを持たれる方が多いですが、安くて保障がしっかりしているので、子供が生まれたら、まず親が定期保険に加入することをおすすめしますね。

また、定期保険とは別に貯蓄性のある保険でお金をしっかり貯めると、より万が一の時のリスクに対処できるでしょう。

僕は子供が生まれて入るというよりは、独身の頃からいつでも必要な保障(死後のこと・将来への貯蓄・医療保障)をベースに、保険料が安いうちに加入すべきだと思います。

結婚して子供が生まれたら、その都度必要な保障をつぎ足していくと良いでしょう。その場合は、掛け捨てでも良いので、高い保障を受けられる保険に入ったほうが良いです。

 

子供の保険選びの前に、まずは親の保険の見直しから!

親は子供のためならと、保険会社に勧められるがままに保険契約してしまいがちです。しかし、様々な家庭を見てきたプロの場合、「子供の保険は早めの加入をおすすめしますが、まずは親の保険の見直しから」という意見です。

子供にかかるお金は親が入っている保険や国の助成制度などでカバーできるものが多いため、必要な保険かどうかしっかり見極めましょう。

子供が生まれて、いつからどの保険に加入するか悩んでいる方は、現在加入している保険のメンテナンスから始めてみてはいかがでしょうか?

 

藤本 誠二

1974年7月7日生まれ。日興証券、アクサ生命、その他金融機関にて20年の会社員を経験後、保険代理店(株)ライフアークスを設立。日本FP協会の2級FP技能検定の資格を持つファイナンシャル・プランナー。

 

田中 信幸

1983年1月11日生まれ。高校卒業後、東京ヴァンテアンクルーズ、佐川急便を経て生命保険業界へ転身。ジブラルタ生命、アクサ生命を経験したのち、保険代理店(株)ライフアークスを設立。

 

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