「保険はネットで申し込んだ方が安い」は本当なの?真相を聞いてみた。

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こんにちは。保険ライターの紳さんです。

「保険はインターネットで申し込んだ方が安い」

そんな噂を聞いたことはありませんか?

 

もはや「インターネットで買えないものは無い」という時代。

わざわざ実店舗に足を運ばせることもなく、インターネットで保険が契約ができるようになったのは大変便利ですよね。

その上、実店舗で申し込むより安いという噂が本当ならば、もはや「インターネットでの申し込みをしない理由が無い」というように思えてしまいます。

 

実際のところ、ネットで保険を申し込むと本当に安いのでしょうか?

来店型保険ショップを全国的に展開している総合保険代理店、ほけん選科の営業推進部担当部長である林さんにお話をお伺いしたいと思います。

 

林さん、本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします。

 

保険はネットで申し込むと安い、は本当?

単刀直入にお聞きします。「保険はネットで申し込むと安い」、は本当なのでしょうか?

結論から言うと、本当です。

なるほど。……では、全国の来店型保険ショップは軒並み、潰れるということですね?

フフフ。それは安易な考えだと思いますよ。

インターネットで申し込んだ方が圧倒的に早いし、楽だし、しかも安いんですよね? 実店舗に足を運ぶ理由がないのでは?

ところがどっこい、そんな単純な話では無いんですよ。

 

確かに、まったく同じ内容の保険に加入した場合、ネットで申し込みをした方が料金は安くなります。

でも、それって当たり前の話なんですよ。来店型保険ショップの場合は「保険をご案内するスタッフの人件費」「実店舗の建物の家賃」など、さまざまなお金がランニングコストとして発生しています。それらを契約の際の料金に含ませないと採算が合わなくなりますからね。

ええ、それは理解できます。だから当然、ネットで申し込みした方が安くなりますよね?

ですが、少し考えてください。保険の知識がまったくない一般の方が、「どんな内容の保険に加入すれば自分にとって最大限のメリットが受けられるのか」をご自身の力だけで判断できますか?

…うっ。 そ、それは確かに?

 

保険って何を基準に選ぶもの?

保険と一口に言っても、世の中にはそれぞれ特徴が違った、さまざま商品が存在するんです。保障の内容も違うし、特約の内容も違う。自分のライフスタイル、置かれている状況に応じて、適切な保険選びをしないといけないですよね?

しかし、本来であれば、保険の知識がないと選びようがないわけですよ。それなのに、「支払う料金が安いから」という理由だけでネットで申し込むというのはいかがなものでしょうか?

保険というのはそもそも、「支払う料金の安さ」で選ぶものではないんです。「万が一の時に、受け取りたい保障の額」で選ぶべきなんですよ。

!!!!!

確かに、その通りですね。

そのために、顧客の将来について適切なアドバイスができる専門家、ファイナンシャルプランナーという職業が存在するわけです。来店型保険ショップに足を運べば、その専門家との繋がりが持てるんですよ。

なるほど。単純に料金が安いということだけをメリットに感じてしまいましたが、ネットでの申し込みには思わぬ落とし穴がありましたね。

 

 

ところで、保険について勉強するのって、そんなに大変なんですか? ちょっとインターネットで調べて知識を得られれば、自分に必要な保険を自分で選べるようになる気がするのですが?

その勉強の時間を惜しまないのであれば、それも良いかも知れませんね。でも、覚えることってすごい多いですからね。例えば、紳さんは弁護士特約という言葉の意味を理解できますか?

ん。当然ながら、まったく知らないです。僕は保険ライターを名乗っておきながら、保険についてはほとんど何も知らないというのをコンセプトとしてやらせてもらっています。

わりと破滅的なコンセプトですね。

弁護士特約というのは、交通事故などに遭った際、慰謝料の相談などを弁護士に依頼する費用を保険会社が負担してくれるという契約のことです。自動車保険(任意保険)に加入する際、オプションとして加入できます。

この弁護士特約を利用すると、事故を起こした相手に対して要求する慰謝料の額を大幅に増やしたり、面倒な手続きや示談交渉なども全て、弁護士に任せることができるんですよ。

へー。そういうのがあるんですね。弁護士特約、知らなかった。

弁護士特約の例を1つとっても、一般の方がご存知ないことってたくさんあるんですよ。保険選びのために必要な知識というのは実に膨大なんです。

確かに、0から勉強するのは大変そうですね。

また、保険って定期的に見直しが必要になったりするんです。「一度契約してしまえば、もう大丈夫」というものでもなく、家族が増えたり、加齢やさまざまな理由によって病気や事故のリスクが増えたり、人生のライフステージによって加入しておきたい保険って変わるんですよね。

そういう人生の節目が訪れるたびに相談できる人として、保険の専門家が欲しくなりませんか? 常に自分で保険について調べたり、勉強するのは大変だと思いませんか?

めっちゃ大変。。。 正直、自分のことを理解してくれた上で、気軽に相談できる人が欲しいですね。そして、なるべく長く付き合って欲しい。人生って短いようで長いし。

結局、一般的な人は専門家のアドバイスなしで保険選びをするのは無理だと感じる人も多いんですよね。

 

法律的にインターネットでは契約できない保険がある

ところで、少し意地悪な質問をして良いですか?

はい、どうぞ。

ファイナンシャルプランナーの方って、よく、無料で相談にのってくれるじゃないですか。

そうですね。基本的に「相談だけなら無料」というのが保険業界の主流のように思います。

専門家に相談するだけ相談して、自分に必要な保険がわかったら、そのアドバイスを元にネットで保険選びをして契約してしまえば良いのでは?

フフフ。残念ながら、それも上手くはいかないと思いますね。

え、どうして? 完璧な作戦に思えますが。

実は、インターネットで申し込める保険の商品は少ないんですよ。

なんですって!? それは初耳です!

ネットで申し込める保険って、大半がシンプルでわかりやすい保障内容になっていて、複雑な特約とかも付けられないんです。やはり実際に人と人が会って契約するわけではないので、どうしても取り扱える商品が限られてくるんですよね。

そもそもの商品のラインナップが少ないので、選択肢も少ないんです。つまりは、「保険を選んでいるように見えて、選べてない」というわけなんですよ。

来店型ショップで案内できる商品の数と比べると、ネットで契約できる保険の商品ってどれぐらいなんですか?

う〜ん。正確な調査をしていないのでハッキリとはわかりませんが、おそらく10分の1程度の商品しか取り扱ってないと思われますね。

10分の1? なるほど、そもそも選択肢が少ないんですね。だとすれば、必ずしも自分にとって最適な保険が選べるとは限らないということに……

林さん、良い情報をありがとうございます。とても参考になりました。あと、来店型ショップが軒並み潰れるとか言ってすみませんでした。

いえいえ。私もネット保険を否定するつもりはないのですけれどね。

ただ、安いという理由だけでネット保険に飛びつくのは、不安要素もたくさんあるということを伝えたかったんです。保険について詳しくない方にこそ、正しい知識を与えたい。良い機会を与えてくれて、こちらこそありがとうございました。

 

まとめ

結論から言いますと

「保険はインターネットで申し込んだ方が安い」は事実でした。

しかし、来店型ショップでの契約と比較した場合、ネット保険には

・取り扱える商品が少ない(選択肢が少ない)
・保険の知識がなくても、自分で判断して選ばないといけない

という不安要素があります。

一方で、来店型保険ショップに行けば、「ファイナンシャルプランナーとの繋がりが持てる」「保険選びの際に適切なアドバイスをいただける」という大きなメリットがあるということを再確認できました。

「保険についての知識があり、自分にとって必要な保険が判断でき、なおかつ、選択肢としてネット保険で取り扱える商品の中から選べれば十分」

という方は、保険をネットで選んで契約するのがオススメかもしれませんね!

 

取材協力 ほけん選科

ほけん選科

ほけん選科

生損保約40社の保険商品を取り扱う総合保険代理店で、来店型保険ショップ「ほけん選科」を全国22店舗展開しています。プランナーの9割がファイナンシャルプランナーの資格を持ち、相談者それぞれのライフプランに基づいた保険プランの提案はもとより、資産形成や老後の備え等、人生全体のお金の相談・提案も得意としています。住宅ローンのシミュレーションや借換え相談も出来ますので、保険やお金の心配事や疑問があれば、ぜひ気軽にご利用ください。

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