「破損しております」相次ぐ配送トラブル。膨れる配達個数と足りない配達員

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国土交通省が今年9月に発表した「2017年度宅配便取扱実績」によると、昨年の宅配便取扱個数は42億5100万個で、インターネット通販の普及により平成26年度から毎年増加し続けています。(参照:国土交通省 宅配便取扱実績

専門家からは、2020年代には国内の宅配便取扱個数が60億個に達するのではないかという声も。(参照:e-LogiT.com

今、大手通販サイトのamazonにて商品の配達に関するトラブルやクレームが相次いでいます。

現在、配送業者にはどのような問題が起きているのか、今後どのような対策を立てるべきかを見ていきましょう。

デリバリープロバイダーの問題

amazonでは現在、膨大な量の荷物を全ての顧客に配達するため、従来契約を結んでいたヤマト運輸や日本郵政のほかに、中小規模の配送業者(デリバリープロバイダー)とも契約しています。

amazonで起こるほとんどの配送トラブルは、デリバリープロバイダーが原因ともいわれています。

https://twitter.com/toi1107/status/1060130174740574208

それでも、大手運送会社のみでは手が回らないほど、今インターネット通販の荷物の取り扱いは急増しています。

amazonではデリバリープロバイダーの不手際は認めつつも、増え続ける商品の配送のため、新規の配送業者を募集し続けています。
 

配送が遅れても配送業者に責任はない

多くの配送業者は「宅配便利用規約」というものを公式サイト上などに掲げています。

その中には指定日に届けられなかった場合は損害賠償を負うといった文言は一切書かれていません。

つまり、荷物が指定日や最短期間で配送できなくても、配送業者には何の責任もないのです。
 

通販サイト側の補償に注目

しかし、通販サイトの楽天市場では、ユーザーに対して無料の「楽天あんしんショッピング」という補償サービスを設けています。

「楽天安心ショッピング」では、商品が指定日に届かなかったり遅れたりした場合や、注文したブランド品が偽物だった場合などに、商品相当額を最高30万円まで、返金やポイント還元などで補償してくれます。

インターネット通販を利用する際は、配送まで余裕を持って注文する、配送商品への補償がセットされた会社を選ぶ、などの対策も重要ですね。
 

荷物が破損していた!どうする?

荷物が予定より遅れても、配送業者からはほとんど補償が受けられないと説明しましたが、もし届いた荷物が破損していた場合は話が変わってきます。

数年前には配送業者が荷物を雑に扱ったり、放り投げていたりといった動画がアップされ、批判が集中したこともありました。

twitter上でも大切な荷物が丁寧に届けられていない!という怒りや呆れているつぶやきがみられます。


 

破損に対しては配送業者に責任がある

配送過程が原因で、届いた荷物が破損していた時は、前述の「宅配便利用規約」により配送業者が補償する義務があります。

荷物の受け取り後は必ず破損などがないか確認し、もし不都合な点があればすぐに配送を行った会社に問い合わせてみましょう。

どうしても補償に対して、配送業者が後ろ向きな場合は、一度弁護士の方に相談することも一つの方法です。

小額で弁護士費用の補償が受けられる、ミニ保険も誕生しています。

【関連記事】ユニークな保障が話題!便利すぎるミニ保険10個をシーン別で紹介!
 

補償の上限に注意

しかし、多くの配送業者で荷物への補償額の上限は30万円までと決まっており、それ以上の相当額の荷物の補償を受ける際には配送料とは別で保険をかける必要があります。

もし、高価なものを注文した際には荷物への保険が掛けられているか、注文先に確認しておきましょう。
 

自ら保険を掛けておくことも重要

もし、注文先のショップが高額商品に保険を掛けておらず、安全に荷物が届くか心配な場合は、注文した人が自ら荷物に保険を掛けておくこともできます。

佐川急便では同社が運ぶ荷物に対して「運送保険」を用意しており、荷物を送る方(荷送人)や荷物を受け取る方(荷受人)どちらでも、保険金額1万円につき10円の保険料で加入できます。(参考:佐川急便 運送保険

便利なインターネット通販サービスですが、確実に手元に届くまでに発生し得るトラブルがあることも念頭に置いて、備えをしておくことも大切です。

【人気記事】「あおり運転ざまぁ」録画の瞬間、検挙へ。実際あおり運転されたらどう対処すべき?
 

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