収入保障保険若くして死亡した場合に保険金が多い保険
収入保障保険(しゅうにゅうほしょうほけん)とは、若いうちに死亡した場合に保険金の総額が多くもらえる保険です。俊を重ねるごとに保険金総額が減っていく保険です。
加入前に知っておくこと
収入保障保険とは
死亡、高度障害状態になった時に決まった保険金額が毎月または毎年、受取人に支給される保険です。全額を一度に受け取ることも可能ですが、分割より減額されます。
保険金額は、毎月の収入を元に設定するのが基本です。遺族年金を考慮し、被保険者本人が定年退職する年齢程度までの保険期間を設定しましょう。
仕組みと特徴
収入保障保険は、保険金をお給料のように受け取ることができる保険です。一度に高額の保険金を受け取って、思わず使いすぎてしまい、後に生活費が足りなくなってしまうなどの失敗を防ぐことができます。
受け取れる保険金額の推移
掛け捨て型の定期保険の変化型とも言える収入保障保険。保障が低減していく特徴があるため、定期保険と比較した場合、保険料は安いです。 満期までの保障となりますが、直前で万が一の事態が発生した場合、最低保証として2~5年の「最低支払保証期間」を設けることもできます。
一般的な定期保険との違い
どちらも掛け捨て型の保険という共通点を持っていますが、大きな違いは万が一の事態がいつ起こるかによって、受取総額に差が出ることです。加入してから数年しか経っていないうちに被保険者に万が一の事態があった場合、保険期間満了まで毎月または毎年保険金を受け取れるため、受取総額は大きくなります。
しかし、時間の経過と共に保険期間は短くなり、保険期間満了間際に亡くなった場合は、受け取れる総額が少なくなります。
定期保険は、いつ亡くなっても受け取れる金額に違いはありませんが、収入保障保険はこのように金額に差が生じる、という特徴があるのです。
所得補償保険・就業不能保険との違い
所得補償保険 | 就業不能保険 | 収入保障保険 | |
---|---|---|---|
販売保険会社 | 損害保険会社 | 生命保険会社 | 生命保険会社 |
保険金の支払事由 | 被保険者が病気やケガなどで就労できなくなった時 | 被保険者が病気やケガなどで就労できなくなった時 | 被保険者が死亡または高度障害状態になった時 |
保険金額 | 年収の50~70%ぐらいまでを補償 | 年収を上限とする | 年収に関係なく金額を設定可能 |
保険金の支払方式 | 一定期間毎月受け取るタイプがほとんど | 毎月受け取るものが多いが、一時金として受け取ることも可能 | 毎月受け取るものが多いが、一時金として受け取ることも可能 |
保険期間 | 1~5年ごとの更新が多い | 60歳、70歳までなど長期間のものが多い | 60歳、70歳までなど長期間のものが多い |
収入保障保険の保険金にかかる税金
被保険者 | 保険料負担者 | 保険金受取人 | かかる税金 |
---|---|---|---|
夫 | 夫 | 妻 | 相続税 |
夫 | 妻 | 妻 | 所得税 |
夫 | 妻 | 子 | 贈与税 |
収入保障保険のメリットとデメリット
収入保障保険は保険料が安く、その時々で必要な額のお金を確保できるのがメリットです。掛け捨て型の保険なので、貯蓄目的では使えません。
メリット
- 月々、安定的に死亡保険金をもらえる
- 保険料が安い
- 保険金額の設定がしやすく、保障内容が分かりやすい
デメリット
- 契約満期まで何事もない場合、何も受け取れない
- 解約してもほとんど返戻金がない
- 受け取れる保険金総額が年々減少していく
選び方のポイント
収入保障保険の選び方
収入保障保険は保険料を抑えたい方や、子供が成人するまでなど一定期間だけ保障を確保したい方におすすめです。
収入保障保険選びの基本的な考え方
保険と貯蓄は全く違います。万が一の際に貯金していれば問題ないという方にもし何かあった場合、配偶者やお子様はどうなるのでしょうか?また、高度障害状態になれば働けない上に毎月の生活費、治療費が生きている限り必要になります。
収入保障保険がおすすめな方
- 保険料を抑えたい人
- 家族の生活費や子供の教育費を確保したい人
- 保険に貯蓄機能を求めていない人
- 自営業やフリーランスの人