生命保険の貯蓄型保険とは?その特徴とメリット・デメリットを紹介

2022年2月15日

貯蓄型保険(ちょちくがたほけん)とは、貯蓄の性能も兼ね備えた保険のことを指します。

保険に加入する際は、掛け捨てだと保険料がもったいないからという理由で貯蓄型保険を探している方も多いかもしれませんが、実は貯蓄という目的で言えば普通に貯金する方がメリットがあることもあります。

今回は貯蓄型保険の全種類と、それぞれのメリット・デメリット、そしてどのようなケースで役に立つのかなど貯蓄型保険ならびに他に貯蓄する方法について紹介していきます。

もそも生命保険は必要なの?必要な人の考え方とは

年齢を重ねると周囲にも保険に加入している人が増える印象があるかもしれませんが、そもそも生命保険への加入は必要なのでしょうか?

生命保険文化センターが令和3年度に行った「生命保険に関する全国実態調査」によると、日本人の生命保険の世帯加入率は89.8%となっており、多くの人が必要性を感じていることがわかります。

自分も生命保険に加入する必要があるかどうかは、現在の貯蓄額から考えると最もわかりやすいです。

万が一のことが起きたとしても貯蓄で対応することが可能なのであれば、生命保険に加入する必要はありません。

生命保険が必要かどうかは、以下の基準を参考に考えてみてください。

生命保険の必要性が高い人

  • 老後などのためにお金を準備したいが貯蓄が苦手
  • 家計を自分で支えており、働けなくなった場合の生活費も準備しなければならない
  • 自分に万が一のことがあった場合、遺された家族にお金を残したい

つまり、貯蓄が苦手な人は「万が一が起きた時の保障」と「貯蓄」を兼ねて、貯蓄型の保険の加入も検討してもいいでしょう。

貯蓄型保険とは、貯蓄性をともなった保険のこと

冒頭でもご説明した通り、貯蓄型保険とは万が一に備える保険の機能に加えて「お金を貯める」機能をもった保険のことです。(厳密には貯蓄とは異なります)。

より簡潔にご説明すると、貯蓄性をともなった保険といえばイメージがつきやすいでしょうか。

貯蓄型保険の代表的なものとしては、終身保険が挙げられます。

終身保険は、被保険者が亡くなった時や高度障害状態になった際に保険金が支払われる仕組みです。

解約した際に支払われる解約返戻金が支払った保険料と同等もしくはそれ以上になる場合もあり、貯蓄目的で加入する人も多いです。

保険の部分と貯蓄の部分を支払う

貯蓄型保険に加入した際に支払う保険料は、保障に当てる部分と貯蓄に当てる部分に使われます。

保障に当てる部分は、誰かに万が一のことがあった際に保険金として支払われるのです。

「積立利率」とは?

貯蓄型保険を理解する上で、合わせて覚えておきたいのがするのが「積立利率」です。

積立利率とは、自身が支払った保険料のうち、積み立て部分に適用される利率のことです。

実は、支払った保険料はすべてが積み立てに回るわけではなく、保険会社の利益や給付金・保険金などにも利用されています。

支払った保険料の利用内訳

  1. 保険会社の利益部分
  2. 給付金・保険金などの責任準備金
  3. 満期金・解約返戻金などの積み立て部分

このうち、3の積み立て部分のお金を、保険会社が運用し利益を出していますが、その利益分を顧客に還元する利率を積立利率といいます。この積立利率の高低が貯蓄性に影響します。

満期もしくは解約時にお金が戻ってくる

貯蓄型保険のうち、満期のある契約は、無事に支払いを終えて満期になった際に満期保険金としてお金が戻ってきます。

満期保険金は保険料として支払った金額よりも多くの金額を受けとれることもあり、貯蓄型保険が貯蓄に向いている大きな理由といえます。

また貯蓄型保険では、中途解約をした場合でも「解約返戻金」というお金を受け取ることができます。

どれくらい受け取れるかは商品によって異なり、「返戻率」という数字で決まります。

あとで「全然戻ってこなかった」といった事態になることを防ぐためにも、貯蓄型保険に加入する際は返戻率を必ずチェックするようにしましょう。

貯蓄型保険と掛け捨て保険の違い

保険を大きく2つに分けると、「貯蓄型(積立型)保険」と「掛け捨て保険」に分けられます。

上記でお伝えした、貯蓄型保険の特徴がない保険は掛け捨て保険であると言えます。

掛け捨て保険の場合、契約期間中に保険金支払いの対象にならなければ保険料は払い込んだだけになり、基本的に返ってくることはありません。

一方で、保障分のみの保険料を払うだけになりますので月々の保険料は貯蓄型保険よりも安いということがメリットとして挙げられます。

貯蓄型保険は貯蓄に向いている?

貯蓄型保険がそもそも貯蓄に向いているのかは、その人の考え方次第です。

まず、保険の一番の役割といえば「万が一のときに生活を保障」することです。

もしも、万が一の事態が起きて被保険者が亡くなった場合に、遺された家族の生活費を確保する保障が保険といえます。

まとまった生活費を確保するといった目的では、単純に貯蓄するという手段もありますが、銀行などでの預貯金は、当たり前ですがその時点で貯めている分しか備えられません。

一方の生命保険は、もしもの場合に備えて、大勢の人が保険料を少しずつ出しあい、支えあうという相互補助の仕組みをとっています。

毎月ほんの少しの保険料を支払うことで万が一のリスクに備えられる点が保険の利点です。

万が一の際に備えるといった点でいうと掛け捨ての生命保険で十分という方ももちろんいるでしょう。

貯蓄型保険は貯蓄の分毎月の保険料が割高なので、その分通常の貯蓄に回すべきという考えの方ももちろんいます。

そのため、収入があればその分使ってしまうといった方やどうしても貯蓄ができないといった方であれば、老後の自分の生活のためにも保険を利用して貯蓄を行うという方法もいいでしょう。

貯蓄型保険のメリット・デメリット

保障と貯蓄をかねそろえた貯蓄型保険のメリット・デメリットを考えていきましょう。

ここでは貯蓄型保険のメリット・デメリットについて解説していきます。

貯蓄型保険のメリット

まず貯蓄型保険のメリットをお伝えしていきます。上記とかぶる部分もありますが3つありますのでご紹介します。

保障を受けながら貯蓄もできる

まず、なんといっても大きなメリットは保険による保障を受けながら貯蓄もできるということです。

保障の種類は加入の保険の種類によっても変わってきますが、保障と同時に貯蓄できることは大きなメリットでしょう。

強制的に貯蓄ができる

貯蓄をすぐに降ろすことができたり、貯蓄をする習慣がなくて、なかなかお金を貯めていくことも難しいという方も多いのではないでしょうか。

貯蓄型保険は、基本的に自動引き落としで毎月保険料を支払いますので、口座に保険料さえ用意していれば貯蓄が苦手な方でも強制的に貯蓄をすることができます。

定期預金より利率が高め

これはそれぞれの商品にもよりますが、定期預金での貯蓄よりも利率が高い傾向にあります。

特に長期的になればなるほど貯蓄型保険の利率も良くなります。

老後の蓄えなど長期的な貯蓄をお考えでしたら、貯蓄型保険は非常に適しています。

貯蓄型保険のデメリット

一方で、貯蓄型保険にはデメリットもあります。

保険料が高め

貯蓄型の保険は、貯蓄と保障を同時に行ないますので、掛け捨ての保険よりも月々の保険料が高い傾向にあります。

上記で、強制的に貯蓄ができると挙げましたが、月々の支払いが負担になり、途中解約してしまうと、低い解約返戻金しか支払われずむしろ損してしまう可能性もあります。

長期間の貯蓄が必要

上記と同じく貯蓄型保険は、数十年単位の長期的な貯蓄のために行なうことがほとんどです。

短期間で受け取れる保険金も高額な解約返戻金もありませんので、目的としては、老後の備えとして利用するケースがほとんどです。

インフレによるリスク

一方で、長期の貯蓄となると第一に懸念されることがインフレによるリスクです。インフレとは物価が向上することで、保有している現金・預貯金の価値が相対的に下がってくる現象です。

たとえば、現在300万円で車が一台買えたのに、20年後に車一台の値段が500万円まで上がってしまうと、同じ1,000万円を持っていたとしても、買える車の数はかわってきますね。

しかしこのデメリットは普通に銀行などに預けていても同じことがいえますので、特段デメリットとはいえないかもしれません。

貯蓄型保険の種類と特徴

貯蓄型保険の概要を把握したところで、その種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。

貯蓄型保険はその目的や性質によって大きく4つに分けられます。

  1. 終身保険
  2. 個人年金保険
  3. 養老保険
  4. 学資保険

順に紹介していきます。

1.終身保険

終身保険は保障が一生涯続く生命保険のことです。

人は必ず死亡してしまいますので、死亡保障付の保険は、必ず死亡保障を受けることができます。受け取れる死亡保険金はそれまでの保険料を上回ることが多く、遺された家族の生活を支えるという面を持っているのです。

また、終身保険は生命保険の中でも非常に人気が高く、様々な商品が販売されています。

終身タイプの貯蓄型保険の代表的なものは以下の通りです。

低解約返戻型終身保険

貯蓄性が高い貯蓄型保険として非常に優秀なものに、低解約返戻型終身保険があります。契約してしばらくは解約返戻金が払い込んだ保険料を下回りますが、一定期間払い込むとそれまでの保険料を解約返戻金が上回ります。

60~65歳のころにはほとんどの解約返戻金が保険料を上回り、老後の貯蓄としても活用できます。契約を続ければ、一生涯保障の付いている使い勝手のいい保険です。

外貨建て終身保険

外貨建て保険とは、保険料を外貨で運用する商品です。日本円の保険に比べると、比較的保険料が安く、金利も高いので貯蓄に優れています。

後述する貯蓄型保険のインフレリスクなどを回避することもできますが、一方で為替変動に大きな影響を受けます。
そのため外貨建て終身保険はすでにある程度貯蓄がある方が、資金を分散して管理する目的で加入することが多いです。

外貨預金、分散投資を考えている人はその一環として加入してみてもいいかもしれませんね。

変額保険

変額保険は保険会社の運用実績に応じて、保険金や解約返戻金が変動してくる保険です。

こちらもインフレリスクなどに対応できますが、貯蓄というよりも投資的側面が強いともいえます。

一時払終身保険

一時払終身保険とは、保険料を一括で支払う終身保険で、月払い・年払いよりも保険料を安く抑えることができます。

現在、資金は多くあって、将来の貯蓄に回したいとお考えの方は一時払い終身保険を検討してみてもいいかもしれません。

積立利率変動型終身保険

積立利率変動型終身保険は、市場の金利の変動に応じて保険金・解約返戻金が変動する終身保険です。

こちらも貯蓄型保険のデメリットであるインフレリスクに対応できます。

アカウント型保険

アカウント型保険とは、アカウント部分に一旦保険料を払い込み、そこから特約等を追加していくような組み合わせをしていく保険の種類です。

しかし、実際は追加の特約等は掛け捨てになっていることが多く、貯蓄型保険としてあまりおすすめはできません。

2.個人年金保険

こちらは老後の備えに最適な貯蓄型保険で、積み立てた保険料を年金形式で(一時金として受け取ることが可能な場合も)受け取るものです。

受け取り方は、以下の3種類があります

終身年金

終身年金は、被保険者が生存している限り一生涯年金を受け取れるものです。

亡くなった場合は、それ以降の支給はありません。

早めに亡くなった場合でも、遺族が受け取ることはできないため受取額が支払総額より少なくなることもあります。

確定年金

確定年金は、定められた期間で年金を受け取るものです(例えば5年・10年など)。

こちらの場合は、被保険者が亡くなった場合でも遺族が代わりに受け取ることができます。

有期年金

こちらも確定年金と同じように、定められた期間で年金を受け取れます。

ただし被保険者が亡くなった場合、それ以降の受け取りはできません。

個人年金保険に関する詳しい解説は以下の記事をご確認ください。

3.養老保険

こちらは「生死混合保険」と呼ばれるものです。

通常の生命保険は被保険者が死亡した場合に保険金が支払われますが、養老保険の場合は満期日まで被保険者が生存していた場合に「満期保険金」というお金が支払われます。

保険料は高めですが、保険期間中に亡くなったら満期保険金と同額の死亡保険金を受け取れます。

養老保険は満期が10年、20年などに設定されているものと、60歳や65歳など年齢で設定されているものがあります。万が一に備えつつ老後の資金を準備することに向いています。

貯蓄型保険に加入したいけどお金の運用は難しくてよくわからない、という方はこちらを利用するのがいいでしょう。

4.学資保険

学資保険は、子供の教育資金を用意するための保険で、貯蓄型と保障型の2種類があります。

金額的に見ると貯蓄型の保険の方が返戻率が高いため、一般的には貯蓄型がいいと言われています。

学資保険のいいところは、保険契約者(親)に万が一のことがあった場合に、それ以降の保険料の払込みが免除されることです。

もしもの場合も教育資金を用意することができるため、貯蓄型保険の中では安心感があります。

貯蓄型保険の利用目的と適した保険

このように貯蓄型保険には様々な種類があります。

貯蓄をするといっても、様々な理由があると思いますので、貯蓄の利用目的とそれに応じた貯蓄型保険の種類を解説していきます。

老後の資金を確保したい

貯蓄を考えている方の多くが、老後の備えとして考えているのではないでしょうか。

近年の年金・退職金事情もよろしくないので、老後のための貯蓄を真剣に考えている人は増えてきています。

適した貯蓄型保険

低解約返戻型終身保険

老後のことまで長期的な貯蓄をお考えでしたら、低解約返戻型終身保険がおすすめです。

長期間にわたって解約しなければ、解約返戻金がいままで払い込んだ保険料総額を上回ります。解約しなければ保障も付いているため、非常に使い勝手のいい保険です。

養老保険

養老保険はその名の通り、老後を養う保険です。

最近では新規加入者が少なくなりましたが、老後の貯蓄を第一に考えているのであれば、養老保険を検討するのがいいでしょう。

個人年金保険

公的年金だけでは不安なご時世だからこそ、個人年金保険も老後の備えとしてはおすすめです。

変額保険

老後の貯蓄というと、数十年単位の長期間の貯蓄になってきますね。

そこで懸念されることがインフレリスクです。インフレに対してもある程度対処できる変額保険も検討してみて下さい。

子供が成人するまでの資金を確保したい

結婚・子供が産まれたタイミングで貯蓄型保険を考える方も多いでしょう。

学費や養育費などを考えるとある程度の貯蓄は必要です。

適した貯蓄型保険

学資保険

子供を育てるための貯蓄に最も適しているのは学資保険です。

入学祝い金などで定期的に保険金を受け取ることが可能ですし、入学祝い金が必要なければ、満期返戻金が高額になります。

他の貯蓄型保険はあまり適していない

一方で、他の貯蓄型保険は子供のための貯蓄にはあまり適していないといえます。

理由としては、ほとんどが老後のための長期的な保険料払い込みの仕組みになっていて、子供が成人していない間の20年未満では、支払われる保険金や解約返戻金も低くなってしまうということが挙げられます。

10年程度の定期預金を利用して、もしものときの保障は、子供が成人するまで掛け捨て型の定期保険に加入していてもいいかもしれません。

強制的に貯蓄したい

特に明確な目的がなくても、手元にお金があるとなかなか貯蓄できない方や、逆に銀行に多く貯蓄をしすぎていて資金を分散させたいという方は、強制的に貯蓄させる方法として貯蓄型保険に加入してみてもいいでしょう。

適した貯蓄型保険

一時払終身保険

もし現在、保険料を一度に払えるような貯蓄がある方は一時払終身保険を検討するといいでしょう。

低解約返戻型終身保険

どうしても貯蓄が苦手で強制的に貯蓄したい方には、低解約返戻型終身保険がおすすめです。

しかし月々の保険料もそれなりにしますし、早い段階で解約してしまうと損をしてしまうので、計画性が必要になってきます。

外貨建保険

ある程度日本円での貯蓄を持っている方は、リスクを分散させるために外貨建て保険を考えてみてもいいかもしれません。

投資の一環として貯蓄をしたい

既にある程度の貯蓄を別でしていて、老後や養育費などの心配が少ない方は、「お金を少しでも増やしたい」と、考えている方も少なからずいるでしょう。

貯蓄に限らず、投資・資産運用としての保険加入を考えている方に適した貯蓄型保険を紹介します。

適した貯蓄型保険

外貨建て保険

外貨建て保険は、利率も良く保険料も安い傾向にあるため、他の貯蓄型保険よりも大きなリターンが期待できます。

しかし、一方で為替変動のリスクや両替手数料などが発生しますので、きちんと考えた上で加入するようにしましょう。

変額保険

変額保険は、保険会社の運用実績によって保険金・返戻金が変わってきますので、保険会社選びによっては、ある程度のプラスをもたらすことも考えられます。

しかしこちらも保険会社に対する知識などが必要になってきます。

貯蓄型保険以外の貯蓄方法

ここまでは貯蓄型保険の種類や利用方法について触れてきました。

しかし目的によっては、他にもいい方法があるかもしれません。

参考として、貯蓄型保険を利用する場合に対して単純に貯蓄を増やす方法を紹介します。

保険は掛け捨てにして、どのようにして貯めるのかといったことに焦点をあてました。

保険を掛け捨てにするメリットとしては、乗り換えがしやすいということが挙げられます。

たとえば低解約返戻金型終身保険に加入した場合は、なかなか簡単には解約はできません(損をしてしまうため)。

しかし掛け捨ての保険であれば、魅力的な商品が見つかった際にいつでも解約することができます。

掛け捨てはお金がもったいないといった見方もできますが、貯蓄型保険の場合でも、掛け捨て部分の支払いはされているので、そう変わらないといえますね。

以下に、2通りの貯蓄方法を紹介します。

定期預金で貯める

貯蓄型保険で強制的に貯めるのと同じで、定期預金を利用してお金を貯めるといった方法もあります。

普通預金と定期預金の違いを意識した方は、意外と少ないのではないでしょうか。

「近ごろは大して利率も変わらないし」と、そのままにしている方もいらっしゃるかと思います。

しかし「確実に貯める」といった目的を達成するには、定期預金の特性を利用するのも検討してみてはいかがでしょうか。

定期預金は、預けてから一定期間お金を引き出せません。

普通預金よりも金利が高くなっており、預け入れ期間は1ヶ月〜半年、1年など、自分で設定することが可能です。

利息のつき方は単利と複利があり、元本(預けた金額)だけに利息がつくものを単利、元本と利息分、つまり増えた部分も含めて利息がつくものを複利と呼びます。できるだけたくさん増やしたいなら、複利がおすすめです。

また貯蓄をする際の基本的なコツは「先に貯蓄してしまうこと」です。「余った分だけ貯蓄しよう」という風にしてしまうと、ついつい使ってしまいがちで、なかなか貯まりません。

先に貯蓄をし、残りのお金で生活するといった意識を持ちましょう。

財形貯蓄で貯める

財形貯蓄という言葉を聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか。

正式名称は「勤労者財産形成貯蓄制度」で、簡潔に説明すると、お給料から貯蓄する分のお金が天引きされる仕組みの貯蓄です。

お給料から天引きされるため、強制的に貯蓄ができます。以下の条件を満たしていれば、これを利用できます。

勤労者である

勤労者であることが条件のため、たとえば役員や自営業の方は利用できません。

また働いている会社がこの制度を採用していなかった際は残念ながら利用できません。

事業主に申請をすることで利用が可能です。

預け入れ期間は3年以上(種類によりことなる場合も)

財形貯蓄の利用は、3年以上預け入れることが前提です。

預け入れは毎月、または賞与期ごとになります。パートタイマーやアルバイトの方でも、長期雇用が見込まれる場合は利用できます。

また財形貯蓄には以下の3種類があります。

一般財形貯蓄

給料から天引きされたお金が、金融機関等に貯蓄されます。

引き出しの時期や回数は自由となっており、そのお金は源泉分離課税の課税対象になります。

財形年金貯蓄

老後の生活用資金として貯蓄するものです。

55歳未満の方が、5年以上の期間にわたって積み立てることが条件です。

また受け取りの際も、預け入れと同じように5年以上にわたって受け取ることが条件としてあります。

公的年金に不安を抱える方が、+αとして自分で年金を用意する手段として有効です。

さらに550万円の元本と利子が非課税となるため、税金対策としても活用できます。

財形住宅貯蓄

住宅を取得する目的で貯蓄するものを指します。

55歳未満の方が、5年以上の期間にわたって積み立てることが条件です。

基本的に、住宅の取得や増改築などの費用に充てる目的で引き出す形を取ります。

こちらも550万円の元本と利子が非課税となっていますが、財形年金貯蓄と併用する場合、合計で550万円と利子が非課税です。

確実に貯蓄をしたい場合は、強制的に貯蓄されるこの制度を利用するのもいいですね。

掛け捨ての保険と、上記のような貯蓄方法で元本割れを防ぎながら保障を得るといった方法を検討していきましょう。

まとめ

貯蓄型保険の主な特徴は「万が一に備えつつ貯蓄ができる」「中途解約してもある程度のお金が戻ってくる」「満期を迎えるとお金がもらえる」といったものでしたね。

場合によっては払った保険料よりも多くの満期保険金や解約返戻金を受け取れることも。

ただし一度加入をすると解約しづらい特徴もあるため、そこが難しい方は掛け捨ての保険と強制的に貯蓄できる方法を探す方法を検討したいですね。

※2022年2月時点の情報です