医療保険の見直し相談をする際のおすすめ無料相談先と相談内容

2022年5月15日

医療保険に関する見直しや自分に合った保険について相談したい場合、いったい誰に(どこに)相談したらいいのか迷う時があると思います。

また、そもそもどんな相談をしたらいいのかや、どんな回答が得られるのか不明な方もいると思いますので、今回は医療保険についての相談先と相談内容をご紹介していきます。

まずは医療保険の相談先を店舗型か訪問型か決める

医療保険に限らず、保険の相談先としては「店舗に直接相談に行く」か「保険の担当者に来てもらう」の2パターンがあります。どちらも相談できる内容は同じですが、好きな方を選択していただければと思います。

店舗に直接相談に行く場合

もし自宅に保険の担当者や相談員を招くのが嫌だという場合は、店舗に相談しに行くことをおすすめします。店舗型は転勤や引越しがあっても、同系列の窓口なら引き継ぎが可能ですので、どこに行っても同じデータを参照できます。

もし、担当者が退職してしまったとしてもスムーズに引き継いでもらえるため、そう言った点では安心です。

自宅への訪問型は書類を持っていく手間が不要

保険の見直しを検討している場合は、加入している保険証券などの書類が必要になりますので、重要な書類を持ち歩きたくない、窓口まで行くのが面倒という方は、訪問型をおすすめします。

また、訪問型の場合、FP(ファイナンシャルプランナー)が来ることも多く、相談実績があり経験年数の長いFPであればより深い相談などができるでしょう。

その他の保険の相談方法

電話で相談する場合

保険の窓口によっては電話で保険相談を受け付けている場合もあります。ただ、相談内容は簡単なものに限られるケースが多く、ざっくりとした相談になる可能性がありますので、ちゃんと時間をかけて相談したい場合にはあまりおすすめはできません。

ウェブ上で相談する場合

主に保険のポータルサイトによく見られる機能ですが、相談者が気になったことを質問することで、FPから直接回答をもらえる仕組みです。基本的には1質問1回答の1往復制なので、ちょっと気になったことを質問する程度であれば便利かもしれません。

おすすめ!医療保険の無料相談先の選び方と比較方法

「保険 相談」と調べていただければ多くの相談窓口がヒットしますが、大枠は3パターンに分かれると言っていいでしょう。

1:民間の保険相談窓口に相談する
2:行政の保険窓口を利用する
3:個人的にファイナンシャルプランナーに相談する

この3パターンを検討する際に、どうやって選べばいいかをご紹介していきます。

相談数と成約件数を比較する

一番確認していただきたい部分は、相談先の成約件数です。成約件数が多いほど、保険相談が十分に活かされていると判断できますし、累計ではなく年間や月間の相談件数で比較すると安心です。

累計では極端に少ない月などがあっても分かりませんので、できれば月間ベースで検討するのがいいかと思います。

扱っている保険の種類が多いこと

扱っている保険種類が多いということは、相談者に合った保険商品を提案しやすいということです。相談者は多くの保険商品の中から、自分に合うものを選択できます。

商品や保険会社が決まっている場合

入りたい保険商品や保険会社が決まっている場合、その保険会社の職員や代理店を選んで相談するのがいいです。保険会社の相談員なら商品について熟知していますので、より専門的な相談ができるでしょう。

MDRT会員のプランナーは存在するか

MDRT(Million Dollar Round Table)とは、世界70の国、500社以上で活躍する、生命保険と金融サービスの専門家による組織のことです。

MDRT会員は、世界中の生命保険・金融サービス専門職のトップメンバーで構成されており、一般のファイナンシャルプランナーよりも卓越した商品知識と優れた顧客サービスを提供できることで知られています。

まさに、生命保険と金融サービス業界の最高水準と言っていいでしょう。医療保険の相談に行く際は、MDRT会員のプランナーがいるかどうかも、相談先を選ぶひとつの基準として考えるといいでしょう。

資産運用の相談がしたい場合

保険を活用して資産運用をする相談がしたい場合は、生命保険を取扱っている銀行の窓口か、ライフプランとお金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談されることをおすすめします。銀行に相談すれば保険だけでない他の金融商品の提案を受けられる可能性もありますし、ファイナンシャルプランナーであればより広い範囲での相談を受けることができます。

医療保険に関して窓口に相談できる内容

次に保険の窓口に相談できる内容をご紹介していきます。

医療保険の必要性について

そもそも医療保険が必要かどうかの相談ができます。保険は極端なことを言えば貯蓄が十分にあれば全く必要のないものです。将来的な病気やケガに備えたいという希望も、今の資産と今後の生活を照らし合わせて、本当に保険が必要かどうかを判断をしてくれます。

自分に必要な医療保険は何か?

医療保険への加入を検討している場合、一体どの保険に入ればいいのか、またどの保険が自分に合っているのかを相談できます。保険は人それぞれ最適なプランが違ってきますので、保険のプロに相談することで、自分に合った保険は何なのかを判断してくれます。

医療保険の見直しについて

医療保険の保険料を安くする方法

もし今の保険料が高いと感じた場合、保険料の見直しを相談することができます。今の収入と保険料の支払いを見比べて、保障内容が過剰になっていないかなどを総合的に判断します。

今の保険に無駄がないか

もし複数の保険に入っている場合、保障が被っていないかをチェックする必要があります。例えば「すでに保険に加入しているのに、勤務先ですすめられた保険にも入ってしまった」「複数社で契約している」などが該当します。

保険に入ったものの「正直内容がよく分かっていない」という方は、保険証券を持って相談に行くことをおすすめします。

定期型か終身型かの相談

定期型(掛け捨て型)の医療保険に加入している場合、更新が来るたびに保険料は割高になっていきますので、もしかしたら終身型の方がいい場合もあります。もちろん定期型と終身型の両方にメリットとデメリットがあるため、相談窓口で詳しい内容を聞いてみてください。

医療保険の相談に行く前にやっておくべき準備

実際に保険相談に行く前にやっておくべきことを押さえておきましょう。

相談料が無料か有料かの確認

店舗型の相談窓口の場合は無料のケースが多いですが、ファイナンシャルプランナーへの相談はたまに有料のケースがあります。

無料相談の特徴 :勧誘はあるが相談自体は無料でできる
有料相談の特徴 :無料相談ではできない様々な相談が可能

相談内容を事前に決めておく

漠然と「将来のことが不安」というだけでは有益な相談にはなりません。より具体的なアドバイスをもらうため、相談内容を事前に決めておきましょう。

今の状況を説明できるようにしておく

もし、自分が加入している保険のプラン内容を把握しているなら、今どんな保険に入っていて、保険料や保障額がいくらになっているのかを説明できるようにしておくといいですよ。

また、保険の内容だけではなく今の生活状況なども踏まえて説明できるようしておけば、相談時間の短縮と相談内容の充実が図れます。

ある程度保険についての知識を得ておく

全く保険のことが分からなくてもいいのですが、ある程度の保険の知識があると、保険相談に行った際に相手の言っていることがすんなり入ってくるでしょう。基本的なことだけでも押さえておくことをおすすめします。

『保険コネクト』では全国の保険代理店検索や相談員への無料オンライン相談、コラム・アンケート・専門用語解説など、保険に関する様々なコンテンツを用意しております。

まとめ|相談先としておすすめなのは結局どこなのか?

保険の相談先としてここが一番いいというのは一概には言えませんが、相談先が違えば、相談結果も違った内容になる可能性があります。

前回の相談ではこう言われたがどう思うかなどを相談すると、そのプランがいいか悪いかの判断ができます。相談料が無料なら何回行っても費用が発生することはありませんので、積極的に活用していくのがいいでしょう。

そういう意味では、幅広い知識とより突っ込んだ相談も可能なファイナンシャルプランナーをおすすめしたいところです。

ファイナンシャルプランナーは、人生設計における総合的な資金計画(税金、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金、老後資金などの計画)を立て、経済的な側面からその設計を実現に導く人のことを指します。保険だけではなくその他の相談もできますので、より充実した相談ができます。

※2022年5月時点の情報です

監修:ファイナンシャルプランニング技能士 垣内結以