生命保険の3つの見積もり方法|見積もりの際に確認すべきことまとめ
2023年9月11日
生命保険に限った話ではありませんが、契約前に見積もりを行うことはとても大切です。見積もりを行わなかった、または適当に見積もりを行ってなんとなく加入してしまった場合、金銭的に損をしてしまった、希望していた契約内容と違っていた、なんてことになりかねません。
ここでは、生命保険の見積もり方法、見積もり前に知っておくべきことと、見積もり時に注意する点をお伝えします。これから保険を選ぶ大切な時期だと思いますので、こちらの内容を参考に、保険の見積もりや、保険選びをしてください。
生命保険の見積もり3つの方法
保険の見積もりと言ってもいくつかの方法があります。ここでは見積もりをする場合に利用できる3つの方法と、メリット・デメリットをまとめました。
1つの方法しか利用できないわけではないので、いくつかの方法を試し自分にぴったりの保険を見つけてください。
インターネットから一括見積もりをする
メリット | デメリット |
・どこでも見積もりができ、操作が簡単で自分のペースで選べる
・メールアドレスを記入しない限り、しつこい勧誘が一切ない |
・保険の知識が少ないと選ぶのが難しい
・加入時の判断が厳しく、面倒くさい |
乗合代理店のファイナンシャルプランナーに相談する
乗合代理店とは、2社以上の保険会社と契約を結んでいる代理店のことです。
メリット | デメリット |
・2社以上の保険会社と契約しているため、保険会社の比較ができる
・幅広い商品を扱っているため、自分に合うものを提案してもらえる ・複数の保険会社に加入しても、一括管理ができる |
・多くの会社の保険を扱っているからこそ1つ1つの知識が浅い場合もある
・その店舗で取り扱っていない保険会社の商品は比較できない |
保険会社所属のファイナンシャルプランナー・相談員に相談する
メリット | デメリット |
・1つの会社の商品しか扱っていないため、深い商品知識が期待できる
・長く付き合うため、丁寧な対応・困った時の気軽な相談を期待できる ・様々なオプション・おまけがついてくる可能性が高い |
・会社に有利な商品をすすめられる可能性がある
・その場で他の会社の保険と比較ができない |
見積もりをした際に確認すべきこと
見積もりをするにしても、保険の知識がないままでは、ファイナンシャルプランナーや相談員の言う通りに加入することになり、無駄の多い保険に加入してしまう可能性があります。
とは言え、いきなり保険について多くの知識が必要になるわけではありません。ここでは、見積もりの際に、損をせず、自分にぴったりの保険を見つけるための最低限の知識を紹介します。
生命保険は万人向けではないことを理解する
“生命保険”と一言で言っても、保険の種類や保険料は会社によって様々です。そこで、理解していただきたいのが生命保険という商品は万人向けに作られているものではないということです。
性別、年齢、既婚や未婚といったライフスタイルによって必要な生命保険が決まります。インターネット上の掲示板等でおすすめの保険を聞いている人も多く見受けられますが、人にはそれぞれ合う保険が存在するのです。
大切なのは保険料と保障内容のバランス
保険選びで最も大切なのは、保険料と保障内容のバランスです。保障が手厚ければそれだけ保険料も高くなりますし、保険料を抑えることで保障内容の充実度は下がる傾向にあります。
だからと言って、生活に支障が出るほど高い保険を選んでしまうことは望ましくありません。
保険を選ぶ際は、必要最低限の保障が付いていることと、無理なく払っていける保険料であることを確認しましょう。バランスの取れた保険こそ、自分にぴったりな保険と言えます。
できるだけ多くの情報を収集する
保険は人によって合う合わないがあるとお伝えしましたが、いい保険を見極めるためにもたくさん情報収集することをおすすめします。
保険を一から探すのは大変根気がいることかもしれません。しかし、保険は将来何かあった時のためにあなたを守ってくれるものです。
事前にしっかりと情報収集をして会社ごとにどのような商品が用意されているのか把握することが大切です。情報収集をたくさんしておくことでいい商品に巡りあえる確率も高くなるでしょう。
生命保険の見積もりで絶対にやってはいけない3つのこと
保険の見積もりを行う際に絶対にやってはいけないことが3つあります。これらを行ってしまうと望んでいた生命保険に加入できなかったり、後々大きな損をしてしまったりする可能性があります。
必要な保障を考えずに見積もりをする
見積もりをする際は、必要な保障内容・保障額・保障期間を考えましょう。死亡保障だけではなく医療保障も付けたい方もいるでしょう。
保障額に関しては会社員か自営業者か、扶養家族の有無などによって必要な額が違います。
保障期間は一定期間だけあればいいのか、一生涯必要なのかで最適な保険が変わってきます。何も考えずにおすすめ保険ランキングなどから適当に探してしまうと、自分にぴったりの保障内容にならないことがあるので注意してください。
とりあえず安さ重視で保険を探す
保険を安さだけで選んでしまうと、保障内容が薄いことに気がつかずに後悔するかもしれません。もちろん、高ければいいわけではありませんが、保険料の安さだけに惹かれて保険を決めることは大変危険です。
生命保険見積もりキャンペーン制度ばかり重視してしまう
見積もりや保険に関する無料相談を行うことでカードのポイントやその他物品をプレゼントしてくれるサービスが多く存在します。
何もない相談より何かサービスがあったほうがいいのは当たり前です。しかし、そのことを重視してしまい、しっかり保険内容を見ないと損をしてしまう可能性があります。
まとめ
保険の見積もりはインターネットで手軽に行える時代です。ある程度ご自身で目処をつけてからファイナンシャルプランナーなどに相談するとよりスムーズに進むことでしょう。また、結婚の予定がある、出産が近い、仕事が変わるなど、ライプステージが変わる場合はしっかりその旨を説明しながら、自分に合った保険選びをしていただければ幸いです。
※2023年1月時点の情報です
監修:ファイナンシャルプランニング技能士 垣内結以